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ほんとうは何もこわれていない(のか?)

生まれて初めての家出の原因は、「わたしが大切に思っているものを壊された」こと。「もの」といっても、それは単に物理的なものではなく、わたしの精神的な拠り所の象徴としてたまたま物体として存在しているもの。いくら元どおりに復元されたとしても(←不可能だが)、決してそれをとらえる心まで元に帰るわけではない。▼最初はわんわん、子供みたいに大声で泣き、そのうち泣き疲れて眠ってしまい、気がつくと夜になっていた。もちろんそのときも涙は出たが、だんだんとより怒りが大きくなって、最後には自分でも抑えつけられない怒りのなかにいた。(ニュースなんかで見る殺人事件も他人事と思えぬほど)。そして親の家を出た。▼それから数日間、ど黒い魔術のなかにいた。書くのはまことに恥ずかしいが、首をつって死んでやろうかとまで思った。(想像しただけで、死ぬ気はないが)。もちろん今も魔術は完全に解けてはいないけれど、「ずっと横になり、なにも食べずに、ひたすら黒いことしか考えられない」状態は少し緩んできたように思う。▼こんな理由でここまで狂うなんて、結局、わたしのなかがどこか異常なのだろう。たとえば、大事にしている人形を壊されたら、持ち主の子供は怒るだろう。しかし、大人が持ち主の場合、「たかが人形を壊された」くらいで怒り狂っていたら、それがどんなに大事な人形であろうと、それにより他者を傷つけたり自己を傷つけたりするほどの怒りを招くならば、そこには異常の芽があるといえよう。▼今回のことは「たまたまそれがきっかけで、実はこれまでの積もり積もった母との関係が爆発しているだけなのではないか?」との見方もできようが、いや、そうではない。今回は、99%今回限りの原因がある。わたしの大切にしているものが目の前で壊されて(実際は見たわけでなく、耳で聞いていたのだが)、悔しくて、悲しくて、終いには母への憎しみに昇華して、しかし、その憎しみをあらわにしても、「なぜわたしが感情を爆発させているのか」まったく想像できない母をますます恨めしく思い、わたしはわたしのなかの怒りを扱いきれなくなった。▼こんな状況におちいることに、わたし自身が驚いているが、「それだけ、わたしはそれを大切にし、頼っていた。癒されていた。生きる力になっていた」という事実に、逆に初めて気付かされてもいる。

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背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
色合いが濃くなっております。
・・・ま、長い人生の一コマですな。

徒然な日々も、留まることはない。
すべてがいとおしい。だから書く?

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