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懺悔の淵に辿り着きようもない、こちらの岸辺から

これを書いているのは7月31日の深夜であり、そもそも、このころ(日記の日付に該当する当時)は、いくらかのウツウツ状態であったので、いつのことかの定かな記憶はないのだけれど、たぶん、このころのことであろうとの回想のもと、以下を記す。◆わたしの日記のなかの爺さん(父)は、生前とその後を問わず、ファザコンの対象のような描き方であろう。ま、それはいいとして、彼の死にまつわることは、これまで、そしてこれからも、「わたし自身をなぐさめる」文章しか、書きようがないと思う。よって、読んでいる人には、(ファザコンを疑似体験してかまわぬ人以外には)、息の詰まる話であろうなーと思う。◆爺さんの生前のことを思うと、思い出すことがすべて後悔につながる。そう、すべてが、である。日記には「都合のいい」ことしか書いていないけれど、わたしの爺さんにつながる記憶は、実は、すべて後悔なのである。(特に、爺さんの亡くなる前の20時間ほどは、はっきりって「自分が疲れていること」にかまけ、・・・もちろん爺さんが死んじゃうなんて思っていなかったからということもあるが・・・・、爺さんのことを、ちゃんと見てはいなかったのである。・・・・客観的には「臨終間近」の判断が下されるような状態であっても、医師もそのようなことを告げてくれたのだろうが、わたしにはその判断(理解)ができなかった。・・・・それ以前の入院している期間も、ほぼ毎日、爺さんに付き添っているとはいっても、いつもいつも「自分」を主に置いていた。付添しているフリをして、いつもいつも「自分」中心から離れることがなかった。そしてわたしは、それら(爺さんが入院してから、特に命ある最後の時間)を思い出しては、懺悔の淵に辿り着きようのない後悔と、そんななかでも「あの時間はまだ爺さんが生きていたのだ」という、まことヒトには説明しかねる甘美な記憶のなかにたゆたっている。◆ここ最近、いくらかのウツウツ状態にあるが、ほとんど横になっている時間のなか、ふと、思ったのだ。爺さんのこと、後悔の念にとらわれる「やり方」が違うのではないか?と。つい、習慣として、「もしも爺さんが死んじゃうとわかっていたら、もっと真剣に、わたしはわたしを脇に置いといて、(また他の都合などにもとらわれず)、爺さんのことを見ていたのに」と思うこと、たびたびだけれど、それって、違うのではないか? 仮に、時間の神様が奇跡を起こしてくれて、「爺さんがいついつ死ぬのだ」と教えてくれたとしても、(たとえ、それによって、その後のわたしの行動が変わったとしても)、今、ここにある現実(奇跡がない世界)で、わたしはわたしのことにかまけて、爺さんのことを見送ってしまったのだから、もうわたしは、奇跡の時間に夢を見るのではなく、現実の「自分にかまけたまま、爺さんを見送った」ことを、受け取るしか、わたしの人生にはありえないのではないか?◆これまでの人生のなかで一番の後悔は、やはり爺さんのことだけれども、その現実を塗り替える手立てはないのだ。

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背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
色合いが濃くなっております。
・・・ま、長い人生の一コマですな。

徒然な日々も、留まることはない。
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