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4.人質司法メモ

先週のTBSラジオ『荻上チキ・Session-22』から
<「森友学園」の籠池夫妻の保釈認めず。司法の問題点は?>
一部メモしておこう。

。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。

保釈申請とは
●逮捕されて最大20日間拘留されたあとに
検察官が起訴すると決定したあと、請求することができる。
●裁判官が「逃亡の恐れなし」「罪証隠滅の恐れなし」など
と判断し、数百万の保釈金を納めたら、保釈が認められる。

接見禁止とは
●弁護人以外の人との一切の交流を禁止するもの。
検察官の請求にもとづいて、裁判官が決定。
●これをやられると、拘留されている人は非常に
精神的に疲弊する。裁判で戦う意欲も削がれる可能性が。

                *

日本の人質司法は、諸外国から比べても異常。
罪を認めなければ、長期間身体拘束が常態化する
という運用。

捜査機関の意に添った供述をするようになってしまうし
「冤罪の温床になっている」ということは、ずっと前から
指摘・批判されている。

                *

黙秘権が認めれているにもかかわらず
それを行使すると非常に不利益を受ける。

身体拘束が長引き、その間、家族との面会も許されない
手紙のやりとりも許されない状況が続いて
まだ裁判で有罪無罪の判断が出ていないにも関わらず
仕事を失ってしまったり、人生がめちゃくちゃになってしまう。

そうすることで、黙秘権を行使することに躊躇が生まれるし
「認めないと出られない」となると、本当はやっていないことを
やったと言ってしまったり、冤罪を生む温床にもなってしまう。

                *

検察官が請求することに対し、刑事裁判官が
しっかりと要件を満たしているかどうか吟味して
「拘留請求を却下」したり、「「保釈を認める」というように
運用が変わっていけばいいのだが

刑事裁判官も人質司法を追認する決定を
してしまうのが今の状況。

                *

罪証隠滅の恐れは、非常に抽象的な可能性で
判断されている。

「罪を認めていない」というだけで、ほとんど
自動的に罪証隠滅の恐れありというふうにするが

たとえば、今回の籠池さんの場合
共犯者とされている方は奥さんですから。
逮捕される前にずっと一緒に生活をされて
今更、保釈を許可したところで、あらたに
口裏合わせをしたりということが
本当にあるのかどうか?というところを
きちんと具体的に考えていかないといけない。

                *

私は(籠池夫妻が)逮捕され拘留されたとき
少し驚いたのですが。これだけメディアに出ていて
逃亡の恐れはかなり低いのかなと思いましたし
この件が問題になってから逮捕されるまで
何ヶ月もかかっていましたよね。・・・(略)。
そもそも拘留されること自体が要件を満たしているの
だろうか?と疑問はありましたね。

                *

今回の籠池夫妻の件は、多くの人たちが
「本当にこれが妥当なのか。この四ケ月間も
家族との面会も許されず拘留され続けている
状況は異常ではないか?」とお気づきになったと
思うのですが、実はずっと当たり前のように
やってこられたことで、これを機に
これがいいのかどうかということが
見直されなければいけない。


――以上、弁護士・亀石倫子さんの話。

聞き手の荻上チキさんも、次のような
つっこみを挟んでおりました。

黙秘は容疑者に認められている権利なのに、それを
遂行すると、こういう方法で保釈を認められないとなると
傍から見ると「懲罰的な対応」のように見えるのですが。

首相ですら「籠池さんは詐欺をはたらく人だ」と
容疑者の段階で発言するようなところもあったりするので
その辺りの刑事司法の前提をもっともっと
広く共有する必要がありますね。


などなど


音声文字起こし
「森友学園」の籠池夫妻の保釈認めず。司法の問題点は?
亀石倫子×荻上チキ▼2017年11月23日(木)放送分
https://www.tbsradio.jp/202968

。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。

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(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
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