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内田説「法治から人治へ」

日々の光のようなものは
ひきこもりの我にもあって
その一つは、どこかの誰かが
小さなメディアからこの世に放った
「世界の見方」であることも多い。

毎日拝読している
内田樹先生のお言葉には
ずいぶん救われてもいる。

(大手新聞に掲載されたばかりの
内田先生のお話が、ラジオ番組で
読まれることもあるのだが、それも
いつも惚れ惚れする観察力で
ああ、こんな大人がいる世界は
まだ大丈夫だと思わせられるんだよね)

(生きる安堵が見込まれる・・・
良心が担保される感覚・・・)

内田先生は、以前(ゴッチさんのサイトでだったか)
自分の文章が引用されることは全然かまわない
それどころか、ただで考えを広めてもらえるのだから
署名を変えて引用者の名前で発表されても
おおいに感謝するくらいだ、という意のことを
話されていて・・・・ほんと太っ腹。身近にいたら
絶対に惚れちゃうわよね・・・

わりと、わたしは自分のブログでも
遠慮なく、内田先生の文章を引用させて
もらっている。

 。  。  。  。  。  。  。  。  。  。  。

以下、2017年7月20日
内田樹氏のツイートより

電話取材お題は「法治から人治へ」。法治というのは私人が私権・私利の一部を「公共」に供託し、権限を付託された「公人」が私人間の利害を調整し、資源を分配するという仕組みのことです。ですから、「公人」は「私人としては競争者・敵対者である他の私人」の利害も配慮しなければならない。

公人としてふるまうときには私人としての判断基準や行動規範を「かっこに入れる」というのが「法治」の基本原理です。でも、前世紀末から「公的場面で私人としての価値観や物言いを剥き出しにする」ことが「裏表のない、正直な、人間として好ましい」ふるまいだという見方が支配的になってきました。

そういう人が「公人」になると、供託された権限や資源を「オレの身内」には手厚く配分し、「オレのキライなやつ」には何も与えないということになる。それが「人治」です。いわば近代市民社会の原理を否定して、前近代に退行したわけですけれど、この「中世化」は世界的規模で起きているようです。

という話をしました。どうして「中世化」が起きたのか、理由は複雑です。理由の一つは経済活動のグローバル化・企業の無国籍化によって「公共」という概念が空洞化したことです。経済活動のもたらす利益はできるだけ税金として公共に供託されることなく個人資産として排他的に蓄積されるようになった。

もう一つは公的立場にあって権限が付託されているときには私見を抑制し、私権を行使しないという自己抑制の技術が失われたことです。むしろ弱い立場にあるときは言いたいことを我慢し、権限が与えられると嵩にかかって言いたいことを言い、私利私欲を追求するようになった。反対なんですけどね。


 内田樹ツイートサイト https://twitter.com/levinassien 

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背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
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