ともみ@ピクニック

ざわざわざわ

おまけ六


当地は、ド田舎ではあるけれど
過疎地というほどのさびれはなく
皆がみな顔見知りというレベルではないし

とりわけ、わたしくらいの年代は
あまりご近所のことも知らない(と思う)。

あの老婆が、至近距離の
お宅のヒトだったとは・・・。

そういえば、わたしは、あのお宅が
M田という姓であることすら、ちゃんと
認識していなかったような。

(名字ではなく、庭の様子の特徴で
「バラのおうち」と覚えていた)

ただ、思い返してみると、何度か
デーサービスの送迎らしき車を
あのお宅前で見たことがあったけ。

想像力、働かなさすぎ。

「内こもり」で、外に関心のない自分を
反省せざるをえない。

ちなみに、母は母で
(もちろん婦人のことを知っていたが)
ここ数年会わないうちに
「まったく誰だかわらかない」ほど
容貌が変わっていたのだという。

(しかし面影くらいはあるでしょう
と思わなくもないが、暗い所だったので
仕方ないか)

(婦人は、母と同年代か母より少し
若いくらいだそうで、そういう意味でも
「まさか」だったのだろう)



この晩、いろいろな感情が混ざって
頭のなかがザワザワしっぱなし。

もし冬で、知らないうちにうちの庭で
休んでいたら、凍死なんてことにも
なりかねなかった・・・

あのお婆さん、よく歩いていたな・・・
ぐるぐると、自宅の近所を・・・ しかし
歩けど歩けど、遠くに行かなかったのは
すごいことかも

徘徊老人と初めて接したショック

(足腰元気で、認知能力が低下する
という実態の一片。いつ家族が
そして自分自身がなるやもしれない
自然な老化現象なのだ)

「迷惑かけてごめんね」という意味のことを
(Hさん待ちの、二人きりの時間に)
老婆はわたしに言ったけれど

認知症のヒトは周りが思う以上に
繊細な感情を維持している証拠なのだろう

ふがいない我よ

高齢化時代、地域福祉のそれなりに
盛んな地域だと思っていたが、いざ
となったときの対策は、心もとない
という現実。

あれこれ・・・と。ざわざわざわ。


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