ともみ@ピクニック

(前)あれはお金の話だった

今村復興大臣(のち辞職)の
「東北でよかった」発言が
わやわや取り上げられるのは
「なにを今更」感もあるわよね。

経済的な潤い・人的資源を
東京に集中させる傍らで

原子力発電だって、米軍基地だって
中央でなく地方を、都市でなく田舎を
選択したきたのは、「東北でよかった」の
プレだったのでしょ?

          *

あとさ、内田樹先生の25日の指摘で
わたしも気づいたのだけど

「東北でよかった」発言の裏にあるのは
(人命でなく)金勘定を優先した思考で
あったのよね。

念のため、発言の詳細を確認しようと
ネットを検索してみたが、どこも
「東北で良かった」の説明として

「首都圏に近かったら莫大な甚大な被害があった」
という部分ばかりを取り上げていて

それだけでは、発言の意図が不十分に思える。

(元)大臣は、けっして、命そのものや
人の精神的な傷の話をしているのではなく

あくまで「経済的な観点」からの、つまり
金勘定の話をしていたのである。

やっと、TBSのニュースサイトで
これを見つけた。

「皆様のおかげで東日本大震災の復興も着々と進んでおります。死者1万5893人、行方不明2585人、計1万8478人。この方が一瞬にして命を失われたわけであります。また、社会資本等の毀損も、いろんな勘定のしかたがございますが、25兆円という数字もあります。これはまだ東北で、あっちの方だったから良かったけど、これがもっと首都圏に近かったりすると莫大な甚大な被害があったと思っています」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3038418.htm

もちろん、東北と首都圏の命の数比べは
あるまじきことであるが

わたしが言いたいのは、あの(元)大臣の頭の中は
「被害、イコール、金勘定」だったのじゃないのかな?
ということ。

ハナからコマ(国民)の心配なんてしておらず
経済のことしか考えていないのじゃないの? と。

(「寄り添う、寄り添う」と云いながら、結局
人ではなくお金のことを最優先にしているのは
他の自民議員の言動を見ていても同じである)

          *

内田樹さんの4月26日のツイートより
https://twitter.com/levinassien

彼らだって別に悪意があるわけじゃないんです。前提が間違っているだけです。この列島に住む1億2千万人にどうやって雇用を確保し、全員に健康で文化的な生活を保障するかではなく、どうすれば経済成長するのかを優先的な政策課題に据えれば、「地方は切り捨てる」しか「正解」がないんですから。

「東北でよかった」というのは現政権の本音です。都市部に資源を集中して五輪やら万博やらの一過性のお祭りやってカジノ開いてリニア通して、それ以外の地域は「滅びるに任せる」というのが人口減社会でなお経済成長したいという倒錯的なプランにしがみつく人たちが採りうる唯一の解ですから。

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