ともみ@ピクニック

イゾラド(は私たちを映す)

1月23日(月) その二

ずうっと前に録画して、途中までになっていた
『NHKスペシャル 「大アマゾン 最後の秘境」
第4集 最後のイゾラド 森の果て 未知の人々』の
続きを観た。

「はぁ、こんな原始的な人々がいるのかぁ」という
文明側のおごりをもちつつ、「わ~、わたしの
ご先祖さんたちもこんな感じだったんだなぁ~
(前々々…世では、わたし自身もこうだった)」
と身の引き締まる思い。

そして、番組の終わり
「イゾラド」と文明側が呼ぶ、森のなかに暮らす民に
向けた質問が、あまりに文明側チックで滑稽だなぁと
感じてしまった。

――文明社会の人間をどう思う?
――あなたたちは幸せか?

「自分たちがどう思われているか」気になるのは
たぶん、わたしたちの側だけ。彼らイゾラドは
「自分たちが文明社会からどう見えるか」なんて
気にしないだろう。

「幸せであるかどうか」を他者に問うのは
おのれが幸せでない感情を存分に
知っているからであろう。

と、文明側にいるわたしは、やや自虐的に思ったのだ。

そして、文明側はもうひとつ質問をする。

―ーなぜ村人を殺した?

これについて、イゾラドは
「あなたたちが先に殺した」と答える。

文明側は、自分たちが理解できない
(例えば、ほんの百年余り前までは
世界中にいたであろう首狩り族など)
殺人を犯す、未文明人を「野蛮」と見がちだが

そのとき、自分たちの罪…例えば
森を破壊して彼らの暮らしを追いやった。
文明側が先住民族に病原菌をもちこみ
彼らを抹消してきた過去…を、おそらく
たいがい、忘れているんだよね。

なお、この質問のあった接触のあと
イゾラドは姿を消したそうである。

(イゾラドを文明側に取り込もうという政府の目論見や
文明社会の好奇心から取材をおこなう者たちに
警戒心を抱いたのであろう)

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