ともみ@ピクニック

7.西欧のまねでは幸せになれなかった

同じように同性愛を禁じてきたキリスト教の社会では、時代とともに世俗化がすすみ、人は教会やキリスト教の教えに従って生きる必要はなくなっていきました。しかし、イスラムの社会は、これができないのです。実は、イスラム教徒たちのなかには、西欧諸国の圧倒的な力を見せつけられた十九世紀の後半から二十世紀にかけて、イスラムの教えを時代の変化に合わせて変えようとした人たちもいました。宗教から離れる「世俗化」は二十世紀の末まで、わりあいと一般的だったのです。〔改行〕しかし、一九八〇年頃から、イスラム教徒の多くは、それまでの世俗化の方向に背を向けていきます。このうねりは、たいへん大きなものでした。ひとことで言えば、西欧のまねをして西欧世界に近づこうとしたけれど、幸せにはなれなかった、という思いを世界中のイスラム教徒が共有するようになったのです。〔改行〕いまはむしろ、正しいイスラムを実践しようと考えている人たちが増えている時代なのです。 (178頁)

いったん神の決めたことは取り消せない、変更できない
というのは、イスラムの揺らぎない強さなのだろうとは思う。

同時に、それは人間社会において(時代によっては)
「寛容でない」部分をもちあわせることにもなり
イスラムの危うさともなっているよのぉ・・・ とも思う。


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