ともみ@ピクニック

3.「神を信じる」とは?

イスラム教徒になるには、二人以上のイスラム教徒の前で
「アッラーのほかに神はなく、ムハンマドがアッラーの使途であることを私は証言します」
という宣誓をするだけでよいそうなのだけど、はて? では、なにをもって
「神を信じる」ことになるのか?

イスラムの場合、「神を信じる」ということは、神に全面的に従うことです。神が人間に下したメッセージそのものである『コーラン』をそのまますべて受け入れるということに重なります。神の使途であるムハンマドの言行(スンナ)も受け入れなければなりません。ただ、実在した人間が、ああ言った、こうした、という話には当然間違いが含まれます。スンナを記した書物を『ハディース』といいますが、いくつもの系統があるなかで、信頼性の高いものを参照することになります。ここはキリスト教と少し違うところです。
〔中略〕
対して、『コーラン』は神からのダイレクトメッセージ、つまり、そのまま神の言葉です。その中には、イスラム教徒が守るべきルールに関することがたくさん語られており、人生のルールブックのような性格ももっています。それをすべて受け入れますか? 受け入れるなら神を信じたということになりますよ、というのがイスラムなのです。
〔中略〕
イスラム教徒のことをムスリムといいますが、ムスリムというのは「イスラムする人」という意味です。「イスラムする」というのは、唯一の絶対者である神に帰依することを意味するのですから、『コーラン』の神の言葉を勝手に解釈したり、いまでは時代遅れのルールだよな、というようなことを言ってしまうと、イスラムしていないことになるのです。

(152~154頁)

(注:アラビア語では、男性=ムスリム、女性=ムスリマ)

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