ともみ@ピクニック

2.三人に一人がイスラム教徒の時代に

「世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代」とは
本書の副タイトルである。

(いまは世界人口の4分の1にあたる、15~16億人がイスラム教徒)

「なぜイスラムに魅せられるのか、分からん」と
わたしは、この本を読んで軽々しく言えなくなった。

(日本人の価値感をどっぷり背負っているこの身が
イスラム教に入信することはまずないであろうが)
イスラム教のすばらしさは、確かに「ある」のではある。

(そういえば、「9・11」のあと、イスラムについて
勉強するようになったアメリカ人のうちの幾人もが
イスラム教に改宗したと、かつて、誰かに聞いたっけ。
わたしにはこの現象が不思議ではないのである)



「あとがき」に著者はこうまとめている。

①人間が一番えらいと思わない人
②人と人とのあいだに線引きをしない人
③弱い立場の人を助けずにはいられない人
④神の定めたルールの下では存分に生活をエンジョイする人
⑤死後の来世を信じて、楽園(天国)に入れてもらえるように
善行を積もうとする人

これが本来のイスラム教徒の姿だと。



神の領分を侵してはならない。つまり、人間が生み出した技術によってすべてができるとは思っていないということです。ここから先は神の領分だから自分たち人間が手を触れるべきではない、という了解が成り立つ。それがイスラムの特徴です。〔改行〕そのことは、何度も触れてきたように、人のストレスを減らします。 (143頁)

起きたことは受け入れる。そこから先はあれこれ言ってもしかたないし、それは神の領分なのだから、触れないでおいたらどうだという感覚――こういうイスラム的な感覚は、日本人が抱えがちなストレスの連鎖を断ち切る力にもなるのではないでしょうか。 (145頁)

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