2016/11/19 (Sat) “駆けつけ警護”

今更・・・なのだけど、韓国の大学受験だとか
トランプさんの孫がかわいいとか、トランプさんへの
お土産はとか、そんな話ばかりをとりあげる
大型メディアって、なにを報じたいのだろう?

ところで

「駆けつけ警護」って、なんじゃらほい!
分かるようで、分からない・・・と思っていた折
(去年の安保法の騒ぎの意味も忘れ、所詮
その程度の知識しかないのです、我は・・・懺悔)

今年三月にネット掲載されたという
伊勢﨑賢治さんという方の文章を読んだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48085
(以下、色文字は伊勢﨑さんの文章より引用)

PKOなどに参加する自衛隊が、窮地に陥った他国の軍隊やNGOから
救援要請を受けた際に、武器を持って助けに行く行為

というのが政府の説明なのよね。

我の苦手なところであるが、整理してみると・・・
PKO政策のもと活動している人々を武力でもって保護するには
国連平和維持軍(PKF)=「戦争」として敵に対峙。(戦時国際法・国際人道法に準拠)
国連文民警察=「犯罪」として対峙。(紛争当事国の国内法を根拠とし警察権を行使)
二つに分けられて、いわゆる「駆けつけ警護」は後者
~~~という理解でよろしいのかな?

国連がより「好戦化」するなか、南スーダンへの派遣に
こだわるのは、先進国のなかで奇特な存在らしい。

夜のTVニュース番組で、「ニホンも国際社会の一員として
実効的な責務を果たさなければいけない」というニュアンスの
威勢のいい話を耳にしたばかりであるけれど

交戦主体、つまり「戦争」するようになったPKFに、部隊を提供する先進国は、もはや、その紛争に歴史的な責を負う旧宗主国にもありえない。外貨稼ぎ(国連から償還金が支払われる)の発展途上国と、当該国の紛争が自国に影響があるという逼迫さ(いわば”国家存立危機事態”)から参加する周辺国のお仕事になっている。

という話も一緒に盛り込まないと、世論としては
いつまでも勘違いが残るよなぁ。

(わたしは、平和憲法をもち、それを遵守していくことが
ニホンなりの貢献であると思っている。だから、散見される
「日本人も血を流さなければ」の意には、「?(違う!)」と言いたい。
お花畑ですか?

だけどね、軍事指向の強いイデロギーをもった人は
「自分が最前線に行く」ことを想定しているのかなぁ。
安全な場所にいて、頭のなかだけ正義感の花が
咲いているのじゃないかなぁ。と思うのである)

そして、伊勢﨑さんの話はおもしろいほうに流れていく。

そんなに「駆けつけ警護」がやりたかったら、日本の警察を送ればいい。1993年のカンボジアPKOでの高田晴行警視の殉職以来、組織ぐるみでPKO協力を拒んできた日本の警視庁が、腰を上げればよい話だ。

そうすれば、憲法上「交戦主体」になれない自衛隊を「交戦権」が支配する世界に送り込む矛盾が、一気に解消される。

日本国民の自衛隊アレルギーを、PKOという”崇高”な「反対しにくい」海外派遣で払拭する。これが歴代自民党政権の思惑であった。

この見え透いた戦略の目標は、既に達成されている。自衛隊を否定する世論は、もはや、無いに等しい。

あとは、最後の一押し、「事故」を待つばかりか。そして、それを「9条のせい」にするか。

南スーダンの情勢悪化と、国連PKOの劇的な”好戦化”により、事故は、時間の問題なのである。


むむむ、だな。

わたしも思ってしまうのだ、結局、政治家は
自衛隊を大手を振って認知できる軍隊にしたい
だけなのでしょう、と。

だから、この「警察官を現地に送る」方法を
あえて突きつけるのはおもしろい(=興味深い)。

もうちょっと伊勢﨑さんの文章をお借りすると

停戦が破られたら撤退すればいいという日本のPKO派遣5原則は、まったく時代遅れだし、それを自衛隊が「武力の行使」の可能性のある状況に置かれない口実として、いまだに使い続ける日本の政局は、単なる無知を通り越している。
(略)
自衛隊だけが撤退するのは、外交的に不可能だ
(略)
撤退したら、「住民を見放した」と解釈され、国際人道主義を敵にまわすことになる
(略)
どうするか?

バーターするのだ。それも、「見放した」ととられないように、華々しく。

自衛隊を南スーダンから即時撤退する。その代わり、日本の警察を Formed Police Unitとして送るのだ。100人規模でいい。全員、婦警がいい。ギア、ヘルメット、自動小銃で身を固めた精鋭部隊である。

これが、あくまで、南スーダンの国内法を根拠として、犯罪の観点から「駆けつけ警護」する。「武力の行使」ではなく、まさしく「武器の使用」だ。

安保法制を根本から変える必要はない。陸戦に関する武器の使用の主語を、自衛隊員から警察官に置き換えれば、それで済む。日本の自衛隊法は、今回の安保法制を含め、もともと警察官の職務執行法から準用されたものだから、簡単である。


ふーうっ、いかがでしょう。

(「南スーダンは危険じゃありません」と政府はいうけれど
ではなぜ自衛隊を派遣する必要があるのだ?との素朴な
問いに、誰か子供でも分かるように答えて欲しいよ。

で、「現地のために働いている人々を守るため」と答える方がいたならば
「それでは立場上マズい自衛隊ではなく、警察官に行ってもらいましょう。
交戦ではなく、警護なのだから、これは警察官がぴったしですねっ」と
しらっと返せばよいのだ。

「いやいや人数的に警察官を派遣するのはムリ」なんてゴネられたら
「どうして自衛隊にはそんなに余人がいるのですか?」と聞き返せばいい)

多くの人が指摘していることだけど、自衛隊の派遣により
「日本人の犠牲者がでる」ことを密かに期待している人々がいる
・・・そうすれば、改憲への足がかりになる・・・という、ダークな説を
わたしは否定しきれないのである。

ちなみに伊勢﨑さんの文章は
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48085
下記のツイートより知りました。


未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<冬ごもりチェンジ | TOP | なんとか過ごす一日>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://picnik.blog91.fc2.com/tb.php/4975-f9efc8ff

| TOP |

背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
ちちんぷいぷい~。
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

最新記事

過去ログ

2018年 02月 【73件】
2018年 01月 【89件】
2017年 12月 【91件】
2017年 11月 【89件】
2017年 10月 【94件】
2017年 09月 【88件】
2017年 08月 【80件】
2017年 07月 【77件】
2017年 06月 【97件】
2017年 05月 【120件】
2017年 04月 【83件】
2017年 03月 【102件】
2017年 02月 【87件】
2017年 01月 【77件】
2016年 12月 【100件】
2016年 11月 【91件】
2016年 10月 【70件】
2016年 09月 【73件】
2016年 08月 【86件】
2016年 07月 【70件】
2016年 06月 【63件】
2016年 05月 【70件】
2016年 04月 【74件】
2016年 03月 【64件】
2016年 02月 【44件】
2016年 01月 【57件】
2015年 12月 【64件】
2015年 11月 【68件】
2015年 10月 【74件】
2015年 09月 【71件】
2015年 08月 【66件】
2015年 07月 【71件】
2015年 06月 【65件】
2015年 05月 【74件】
2015年 04月 【68件】
2015年 03月 【56件】
2015年 02月 【63件】
2015年 01月 【56件】
2014年 12月 【52件】
2014年 11月 【50件】
2014年 10月 【41件】
2014年 09月 【40件】
2014年 08月 【38件】
2014年 07月 【36件】
2014年 06月 【32件】
2014年 05月 【32件】
2014年 04月 【31件】
2014年 03月 【40件】
2014年 02月 【35件】
2014年 01月 【27件】
2013年 12月 【48件】
2013年 11月 【79件】
2013年 10月 【57件】
2013年 09月 【28件】
2013年 08月 【28件】
2013年 07月 【33件】
2013年 06月 【46件】
2013年 05月 【25件】
2013年 04月 【26件】
2013年 03月 【59件】
2013年 02月 【85件】
2013年 01月 【73件】
2012年 12月 【34件】
2012年 11月 【59件】
2012年 10月 【50件】
2012年 09月 【43件】
2012年 08月 【22件】
2012年 07月 【23件】
2012年 06月 【21件】
2012年 05月 【17件】
2012年 04月 【27件】
2012年 03月 【4件】
2012年 02月 【10件】
2012年 01月 【11件】
2011年 12月 【14件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【34件】
2011年 09月 【2件】
2011年 08月 【4件】
2011年 07月 【2件】
2011年 02月 【2件】
2011年 01月 【1件】
2010年 11月 【50件】
2010年 10月 【16件】
2010年 09月 【38件】
2010年 08月 【40件】
2010年 07月 【30件】
2010年 05月 【22件】
2010年 04月 【20件】
2010年 03月 【12件】
2010年 02月 【45件】
2010年 01月 【16件】
2009年 12月 【31件】
2009年 11月 【15件】
2009年 10月 【14件】
2009年 09月 【45件】
2009年 08月 【28件】
2009年 07月 【37件】
2009年 06月 【27件】
2009年 05月 【29件】
2009年 04月 【38件】
2009年 03月 【33件】
2009年 02月 【42件】
2009年 01月 【39件】
2008年 12月 【37件】
2008年 11月 【35件】
2008年 10月 【41件】
2008年 09月 【35件】
2008年 08月 【32件】
2008年 07月 【33件】
2008年 06月 【29件】
2008年 05月 【25件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【31件】
2008年 02月 【28件】
2008年 01月 【32件】
2007年 12月 【33件】
2007年 11月 【38件】
2007年 10月 【33件】
2007年 09月 【46件】
2007年 08月 【36件】
2007年 07月 【47件】
2007年 06月 【33件】
2007年 05月 【57件】
2007年 04月 【52件】
2007年 03月 【49件】
2007年 02月 【69件】
2007年 01月 【8件】

リンク