2016/11/12 (Sat) むむ~っ(魚の話)

ずっと前に録ってあった
TV『ガイアの夜明け』を観ていて
またまた、むむ~っの気分になる。

有名な回転寿司店がチリの「ウニ」を求め
輸入商社がアイスランドに「マグロ」を求め
って、カタチとしては、日本人の需要を満たす
救世主ドラマ、そして現地の人たちに
技術を教えるドラマ、となっているのだけど

先日読んだ『魚を食べられなくなる日』の影響があり
番組側の意図とは外れて、むむ~っと
なったのである。

(一般的には「回転寿司屋さん、起業努力してる~」とか
「商社の人がこうやって頑張っているから、おいしい魚を
食べられるのね~」と感動すべきところを、むむ~っ、とな)

(クロマグロの世界消費の8割は、日本。
これまで太平洋クロマグロを食べつくし
絶滅危惧種にまで追いやったと思ったら
今度は(太平洋では獲れないし、獲ってはいけないから)
漁獲規制を経て水産量の回復してきた
大西洋クロマグロを、日本人は食べるのだとな!)

ねぇ、そんなにマグロ、食べたいの?

っていうか、日本人のなかの一部には
「刺身=マグロ」発想になっている人もいるのだろう
(それは供給側の責任が大きいと思う)。

(東京のスーパーなんて、刺身売り場の半分くらいは
マグロなのじゃないかしら? 昔ならいざ知らず
自国の海で獲れなくなった魚を、なんの考えもなしに
・・・「日本人はマグロ好きだから」とか「売り場に並べれば
売れるから」とか「定番ネタだから」というだけで
よその海まで行って供給する必要があるのかしら?)

ほかに食べる魚がないのなら、話はまた変わってくるだろうが
日本各地の漁港では、雑魚扱いされて、日々捨てられる
「定番ではない」魚がいっぱいあるだと思う。

ねぇねぇねぇ、ほんとうに、マグロって
わたしたちの食卓に必要なの?

この分では、日本人がヨーロッパウナギを食べ尽くしちゃったのと
同じように、大西洋のクロマグロも食べつくしちゃうんじゃないの?

(いや、本当はその心配はないでしょう。今のところ。
ヨーロッパは日本と違って、ちゃんと漁獲制限やっているから)

と、フクザツ、フクザツ。

でもね、もしもスーパーに行って、お安くなっている
マグロがあれば、わたし、買っちゃいます。

一人ストライキするほどの根性はないのである。

(でも、ウナギを食べない努力はするわ。
目の前に出されたら食べるけど、自分では買わない。
これは、先の本を読むより前、今夏のラジオで
「日本のウナギの多くは、ブラックマーケットが絡んでいる」
「水産庁は市場に出回るウナギの数があきらかに異常と
知っていても、ずっと見て見ぬふりしている」などの
話を聴いてから、ひそかに心で決めていたことなので)

えらそーな考えが頭のなかをくるくる回って
「魚への愛の足りない市場」に憤慨するものの

こんなの自分一人の努力でどうなるものでもない
(わたしだけが食べずにいて、水産量が増えるわけじゃない)
という考えも、べたーっとはりついていて

結局は、わたしだって、食い意地に負けて
「魚への愛の足りない市場」に加担しているのだけどね。

( ↑ ちょっと、勢いに乗って、メルヘンチックな書き方をしてしまった。
「魚への愛の足りない市場」とは、つまり「水産資源を無視した
自分たちさえよければ方式の市場」のことです)

水産に直にかかわる人、仲をとりもつ人、食べる人(わたし)
それぞれの段階で、ちょっとずつでも意識を変えれば
なにかが分かるような気もするのだけどな~。

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