ともみ@ピクニック

16)虚偽の数字

★虚偽の数字★

なぜ過剰な漁獲量が設定されるのか?

研究者の算定した「生物学的許容漁獲量」を、水産庁がほとんど無視して漁獲量を設定
(科学的なアセスメントを無視して、「頑張っても獲りきれない漁獲枠」を設定)

いっとき、マスコミがこのことを報じると、水産庁は
「漁獲量」と「生物学的許容漁獲量」を等しくするという方針を打ち出したが、実体は
「生物学的許容漁獲量」を水増しして、過剰な漁獲枠を設定し続けている

2008年までは科学者が管理目標を設定して「生物学的許容漁獲量」の値を決定していたが
2009年からは水産庁が、資源の持続性を無視するような、ますます改悪な方法で
「生物学的許容漁獲量」が出されるようになった。
(そして過剰な漁獲枠が温存されている)


★虚偽の数字の、波紋例★

近年、公海での、中国や台湾の漁船によるサンマの漁獲が増えている
→日本が国際的な枠組みでの規制の必要性を訴えたものの
「楽観的な資源評価をし、過大な漁獲枠を設けていた」ことがアダとなる。


★矛盾★

水産庁の「水産基本計画」では
水産物の自給率UPのため、漁業生産量の増加目標を設けている。

→「水産資源が低水準」という認識があるにもかかわらず
いきなり漁獲量を増やすのはナンセンスで、乱獲を招くだけ。

漁業生産を増やしたいなら、いったん漁獲量を下げて
まずは資源を回復させる必要がある。


★水産庁★

どうも、日本の水産研究のレベルは高いし、研究者も熱心なのだが
「お国」が絡むと、おかしな事態に転がるようだ。

水産庁の意向で、科学者の発言が制限される現状
(研究機関の予算は水産庁に握られ、トップは水産庁の天下り)


★逃げ道ありの世界★

日本には、そもそも漁獲量を正確に把握する仕組みさえない。
=漁船と漁協(市場)が黙認しあえば、いくらでも不正ができるし逃げ道がある

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