2016/11/03 (Thu) 16)虚偽の数字

★虚偽の数字★

なぜ過剰な漁獲量が設定されるのか?

研究者の算定した「生物学的許容漁獲量」を、水産庁がほとんど無視して漁獲量を設定
(科学的なアセスメントを無視して、「頑張っても獲りきれない漁獲枠」を設定)

いっとき、マスコミがこのことを報じると、水産庁は
「漁獲量」と「生物学的許容漁獲量」を等しくするという方針を打ち出したが、実体は
「生物学的許容漁獲量」を水増しして、過剰な漁獲枠を設定し続けている

2008年までは科学者が管理目標を設定して「生物学的許容漁獲量」の値を決定していたが
2009年からは水産庁が、資源の持続性を無視するような、ますます改悪な方法で
「生物学的許容漁獲量」が出されるようになった。
(そして過剰な漁獲枠が温存されている)


★虚偽の数字の、波紋例★

近年、公海での、中国や台湾の漁船によるサンマの漁獲が増えている
→日本が国際的な枠組みでの規制の必要性を訴えたものの
「楽観的な資源評価をし、過大な漁獲枠を設けていた」ことがアダとなる。


★矛盾★

水産庁の「水産基本計画」では
水産物の自給率UPのため、漁業生産量の増加目標を設けている。

→「水産資源が低水準」という認識があるにもかかわらず
いきなり漁獲量を増やすのはナンセンスで、乱獲を招くだけ。

漁業生産を増やしたいなら、いったん漁獲量を下げて
まずは資源を回復させる必要がある。


★水産庁★

どうも、日本の水産研究のレベルは高いし、研究者も熱心なのだが
「お国」が絡むと、おかしな事態に転がるようだ。

水産庁の意向で、科学者の発言が制限される現状
(研究機関の予算は水産庁に握られ、トップは水産庁の天下り)


★逃げ道ありの世界★

日本には、そもそも漁獲量を正確に把握する仕組みさえない。
=漁船と漁協(市場)が黙認しあえば、いくらでも不正ができるし逃げ道がある

未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<15)課題の背景 | TOP | 17)阻むもの>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://picnik.blog91.fc2.com/tb.php/4927-e0da2591

| TOP |

背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
ちちんぷいぷい~。
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

最新記事

過去ログ

2018年 02月 【65件】
2018年 01月 【89件】
2017年 12月 【91件】
2017年 11月 【89件】
2017年 10月 【94件】
2017年 09月 【88件】
2017年 08月 【80件】
2017年 07月 【77件】
2017年 06月 【97件】
2017年 05月 【120件】
2017年 04月 【83件】
2017年 03月 【102件】
2017年 02月 【87件】
2017年 01月 【77件】
2016年 12月 【100件】
2016年 11月 【91件】
2016年 10月 【70件】
2016年 09月 【73件】
2016年 08月 【86件】
2016年 07月 【70件】
2016年 06月 【63件】
2016年 05月 【70件】
2016年 04月 【74件】
2016年 03月 【64件】
2016年 02月 【44件】
2016年 01月 【57件】
2015年 12月 【64件】
2015年 11月 【68件】
2015年 10月 【74件】
2015年 09月 【71件】
2015年 08月 【66件】
2015年 07月 【71件】
2015年 06月 【65件】
2015年 05月 【74件】
2015年 04月 【68件】
2015年 03月 【56件】
2015年 02月 【63件】
2015年 01月 【56件】
2014年 12月 【52件】
2014年 11月 【50件】
2014年 10月 【41件】
2014年 09月 【40件】
2014年 08月 【38件】
2014年 07月 【36件】
2014年 06月 【32件】
2014年 05月 【32件】
2014年 04月 【31件】
2014年 03月 【40件】
2014年 02月 【35件】
2014年 01月 【27件】
2013年 12月 【48件】
2013年 11月 【79件】
2013年 10月 【57件】
2013年 09月 【28件】
2013年 08月 【28件】
2013年 07月 【33件】
2013年 06月 【46件】
2013年 05月 【25件】
2013年 04月 【26件】
2013年 03月 【59件】
2013年 02月 【85件】
2013年 01月 【73件】
2012年 12月 【34件】
2012年 11月 【59件】
2012年 10月 【50件】
2012年 09月 【43件】
2012年 08月 【22件】
2012年 07月 【23件】
2012年 06月 【21件】
2012年 05月 【17件】
2012年 04月 【27件】
2012年 03月 【4件】
2012年 02月 【10件】
2012年 01月 【11件】
2011年 12月 【14件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【34件】
2011年 09月 【2件】
2011年 08月 【4件】
2011年 07月 【2件】
2011年 02月 【2件】
2011年 01月 【1件】
2010年 11月 【50件】
2010年 10月 【16件】
2010年 09月 【38件】
2010年 08月 【40件】
2010年 07月 【30件】
2010年 05月 【22件】
2010年 04月 【20件】
2010年 03月 【12件】
2010年 02月 【45件】
2010年 01月 【16件】
2009年 12月 【31件】
2009年 11月 【15件】
2009年 10月 【14件】
2009年 09月 【45件】
2009年 08月 【28件】
2009年 07月 【37件】
2009年 06月 【27件】
2009年 05月 【29件】
2009年 04月 【38件】
2009年 03月 【33件】
2009年 02月 【42件】
2009年 01月 【39件】
2008年 12月 【37件】
2008年 11月 【35件】
2008年 10月 【41件】
2008年 09月 【35件】
2008年 08月 【32件】
2008年 07月 【33件】
2008年 06月 【29件】
2008年 05月 【25件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【31件】
2008年 02月 【28件】
2008年 01月 【32件】
2007年 12月 【33件】
2007年 11月 【38件】
2007年 10月 【33件】
2007年 09月 【46件】
2007年 08月 【36件】
2007年 07月 【47件】
2007年 06月 【33件】
2007年 05月 【57件】
2007年 04月 【52件】
2007年 03月 【49件】
2007年 02月 【69件】
2007年 01月 【8件】

リンク