ともみ@ピクニック

17)阻むもの

★漁業の改革はなぜ進まない?★

●分断対立構造がいたるところにあり、全体像が誰にも見えていない
・・・例)水産物の多段階流通
●政治的なイニシアチブをとれる者がいない(かつては水産族議員がいた)
●「三すくみ」構造が変革の芽を摘む
・・・官僚→(補助金)→業界団体、業界団体→(選挙)→政治家、政治家→(指揮)→官僚
=改革をしようとしても、「三すくみ」の構造のなかで潰されてしまう
●変化に弱い漁業者
・・・良くも悪くも職人気質で、漁には詳しいが、社会の構造的な問題に関心低い
・・・かつての栄光もあり、海外事例に学ぼうとしない
・・・跡継ぎのいない高齢者が大半で、長期的な展望に立てない


★国民に危機感を抱かせない仕組み★

マスメディアは一次産業のネガティブな情報を自粛
特例的な好事例(大漁、若者の新規参入)ばかり報じる傾向

→他国が漁業の成功に移行しているにもかかわらず
相変わらず日本では、漁獲規制の欠如で漁業が衰退し続け
漁師たちによる国内資源の奪い合いが起こり
ほとんどの漁村で過疎と高齢化が進んでしまった現状など
都合の悪いことを取り上げることは圧倒的に少ない

なぜ、こうなるのか?

情報源が、基本的に「水産庁」と「業界団体」に限られる
(彼らは自分たちが批判されるネガティブな情報発信には消極的で
漁業の低迷を外部要因によるとアピールしがち)


★印象(情報)操作の例★

日本近海に生息するタイヘイヨウクロマグロ
2011年まで「資源に余裕あり」と日本の研究者は主張。
が、2012年に計算方法を見直すと、資源激減が明らかになり
その二年後には絶滅危惧種に指定

このとき
日本のメディアは、レポートの抹消部分だけを抜き出して
「2030年には資源量が今の3.6倍に増える可能性」と報じる

(海外メディアが深刻な危機的状況を伝えたのに対し
国内メディアだけがそろって横並びに楽観報道に終始したのは
記者たちが水産庁の説明を鵜呑みしたものと思われる)

ちなみに今年2016年、クロマグロの資源量は
これまでの推定の半分しかなかったことが明らかになった。

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