ともみ@ピクニック

家庭内プロファイリング

ひとり暮らしの人が、しみじみと
「自分が触らない限り、家具も小物もインテリアも
本棚のなかの本もなにもかも、ずーっとこのままなんだ。
水切りカゴに入ったコップが動くことはなく、トイレの
ペーパーは減りも補充もされず、ずっとこのまま。
そのことを意識したとき、途方もない感覚を覚えた」と
話しているのを聞いたことがある。

その点、同居人や半同棲の相手のいる暮らしは
おやっ? という変化が日常にまぎれているよね。

              *

先に帰省したとき、家のところどころに
新聞の小さな(1センチ平方もないほどの)切れ端が
落ちており、おやっ? と気に止まり

それは何故だか日ごと増殖しているように感じたので
(片付けたはずなのに、また切れ端が!)
母に問うと

「長靴のなかが濡れて、乾かすために新聞入れてたの。
ちゃんと取り除いたつもりなんだけどね・・・」だそう。

つまり、長靴のなかに残った新聞の残骸が
彼女の足の裏につき(ちなみに、万年ほぼ裸足)
ペタペタと家のなかを歩く際、落としていたらしいのだ。

うーむ、この謎解きは、できなかったな! 

              *

そして本日、またあらたな謎がやってきた。

母が出かけたあとの台所の床に
「下着(パンツ)の紙タグ」が落ちていた。

どーーーしてーーー。

彼女が、温泉とか公衆浴場に行くときは
新品のおパンツをはいていくのは知っていたけど

今日は法事に出かけたのだ。

食事の席は、寿司屋と聞いている。

紙タグが落ちていたということは
新しい下着を身に着けていったのだろう。

なぜ、わざわざ新品おパンツを?

(なぜ、台所にタグが落ちている? は、気にならない。
彼女の身のこなしには不思議ちゃんがいっぱいだから
「こういうこともありえよう」なのだ)

夜、その解を求めると、母さまは仰いました。

「久しぶりにスカートはいたの。もしもの
ゴムが切れてスカートがずり下がったときのため
あたらしい下着にしたの」。

うーむ、これも予測不可能な答えであった。

              *

空間を共有して暮らすとき、人は半分無意識に
「自分が留守のあいだの変化」をかぎつけて
「自分が留守のあいだ、なにが起こったのだろう」と
探ってしまう習性があるように思う。

うっすら家庭内プロファイリングのようなもの?

(しかしまあ、あまりに疲れていたりすると
そういう無意識も作動しないのかもしれないが)

わたしは、起きて台所にいくたびに
特別な注意を向けているつもりはないのに
冷蔵庫のなか・テーブルの上・流しの様子から
母の朝食のおおよその推測をしてしまう。

その他色々、(彼女はたいがいのことがやりっぱなし!
置きっぱなし! 片付けない! ので、行動形跡が多数残る)
家庭内プロファイリングをしやすいのである。

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