ともみ@ピクニック

ばなな栄養

最近読んだ本のメモ

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吉本ばななさんの『イヤシノウタ』
(参考サイト http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/383411/interview.html#02

現代に生きる、精神の栄養剤のような本。

ばななさんの「今」をエッセイに詰めたら
こんな世界になるんだという、驚きもある本。

わたしが一番響いたのは、お父上のこと。

いっぱい端折るけれど、「人を大切にする生き方は
すばらしいけれど、もっとも大切にしなければならない
のは、自分自身なのだ」ということが

いっぱいの痛みを伴って伝わってきた。

ばななさんにしか書けない本だなー。

「自分が自分になる」を
普段は意識していないけれど
日々頑張ったり休んだりしているのは
結局このためなのだと思い出した。

人に正直に接するとか、やわらかい気持ちの時間を長くもつとか
あらゆるとき人と比較しないとか・・・、それでいいんだね、という確認。

社会的に理解されやすいことをとか人間関係を広げようとか無理して
維持しようとかみんながこうだからとか、そういったものからの解放。

確認や解放は自分一人でコツコツやっていても
疲れるときが必ず出てくるから、そういうときに
この本は力をくれる。


鳥は世界に朝と夕を告げるためにこの世にいるのかと思っていた。
そのために神様が創ったものなのだと。

でももっと違う意味があると気づいた。

鳥は世界をその声で清めるために存在しているのだ。

鳥たちが毎日絶え間なく清めているから、世界は美しいのだと。

だから鳥が鳴いてくれているときは、ありがとうと思うようになった。


(吉本ばなな 『イヤシノウタ』 101頁より)


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