ともみ@ピクニック

「恥ずかし」本

最近読んだ本

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文庫本 『ああ、恥ずかし』

阿川佐和子さんほか、総勢70名の女性による
「恥ずかしかったことは?」のお題に答える
エッセイの数々。

70名ともなると、サンプルとして各文を見てしまう目も。

「アタシはドジで、数え切れないくらい恥ずかしいことを
やってきた人間なんですぅ」的な前置きをする人の多いことよ!

まあ、敷居を低くしてから本題に入りたい気持ちは
すごーく分かる。しかし、こうやってまとまって70この
文章に触れると、そういうのはグッと呑みこんだほうが
いいのだなーと思った。

具体的な「恥ずかし」体験として
“衣類の下から、下着やストッキングがずり落ちてきた”
(たとえば前回着用のストッキングがズボンに残っていて
道を歩いているとき、それが落ちてきたなど)系の話は
けっこう沢山の方が書かれていた。

また“スカートをはき忘れたまま、コートを着てきたことを
外出先で気づいた”ってのも、複数の方が書かれていたな。

阿川さんに関しては、肩パットを落とした話など。

ふーむ。
服装まわりの「恥ずかし」体験って、あるあるなのですね。
(そして、書きやすいテーマでもあるのだろう)

ちょっと意外だったのは、たいがいの方が毎日お化粧していると
思うのだけど、下着や洋服まわりの話はわんさかとあるのに
お化粧まわりの「恥ずかし話」がひとつもなかったこと。
(どうしてなのでしょうー?)

なかには「こんなことが恥ずかしい」話なの?と思うようなことで
お茶を濁している(?)エッセイもあれば、性欲にかかわるコトや
もろ排泄物を種にしているエッセイもあり
(後者の書き手は、もともと体当たり系の作家さんに多かった印象)

まあ、恥ずかしさが深いほど、いい文章というわけではないし
そもそも「恥ずかし感度」なんて人それぞれなんだから
(性欲や排泄物の話が万人にとって恥ずかしいとは限らない!?)
それぞれが、それぞれに味わいあるエッセイなのでありました。

で、最終的になにを思ったのかといえば
恥ずかしいことを抱えていない人間なんていなーい。

「恥ずコト」は、他人がやったのを見聞きするよりも
自分が経験したときに何倍も恥々感が増すーの法則。

うん、教訓として、生きていこ。

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