ともみ@ピクニック

白髪の覚悟(三)

「いつもの香草カラーで、白髪をケアしてもらおう」
「いやいや、この際、白髪デビューもいいかも」
・・・とっくの昔に白さ目立つ頭であるが、「隠さなきゃ」と思いつつ
白髪を生やしているのと、「わたしはこれでイイのさ」と自信をもって
白髪を生やしているのでは、まったく違う。
実態ではなく、精神的な意味での白髪デビューなのだ。

の葛藤の末、美容院の受付では「カットのみ」とお願いしたのだけれど

なんという優柔不断さでしょう、短い待ち時間に
興味ある特集の雑誌が3冊も目に入ってしまい
これを読む時間を確保したいがために

いざ、カット席に座ってから、美容師さんに
「香草カラーもやって欲しい」と申し出る。

しかーし、お店に入ったのが遅く
「この時間ではカラーはできない」と言われてしまった。

とほっ。

さんざんの葛藤は泡となり、単なる時間切れで
「ぼーぼー白髪の維持」という顛末を迎えたのだった。


「白髪で、美しく髪を保っている女性が理想なんです」

カットがあらかた済んだころ、ふと、鏡に映る美容師さんにもらしてしまった。

すると、美容師さんは、(オール白髪の女性をイメージされたようで)

「たくさんの方を見てきましたけど、あなたは真っ白の白髪になることは
むずかしいでしょうね。ご自分では“こんなにあるのに”と思うかもしれませんが
色んな方の白髪の生え方を知っているので、あなたの場合は、“白髪が多い”
とはいえないのですよ」と仰る。

ふーん。

そうかぁ。でもわたしはオール白髪を必ずしも前提としていないのだけどなぁ。

「白髪はあるけど、美しい髪」の話なのだけどなぁ。

そんなわたしの心内を斬るように、美容師さんは続ける。

「あなたの場合は、なんというか・・・、ゴマ塩タイプの白髪ですね。
ゴマ塩タイプの白髪って、そのままだと、どうしても、だらしないというか
お手入れしていない印象になっちゃうんですよ」

とほほ~。


実際、いつもの香草カラーをせず、カットだけした
白髪ぼーぼーの、鏡に映ったわたしは、とても
「白髪な日々」を謳歌する自信がないのであった。

(しかしなあ、美容師さんの仰ることは
圧倒的に賛同者の多い意見だろうが、そういう多勢に流される自分こそ
手放したいのだよな~。

「白髪な自分」に自信を持てれば、精神の自由が増しそうな気もする)

ああ、悩ましい。

わたしは理想と現実がまだ一致してないんだな。

「人の目」のために髪を染める、という生き方に納得がいかず
(主体性のないのはNO)
自分の美的感覚に沿うよう髪を好きな色にするのはいいんじゃないと思う
(主体性があるのはOK)

しかし現実は・・・
まだ人目を気にして、自分の美的位置が見つかっていない
中途半端な自分。

「白髪な日々」を謳歌する理想を掲げつつも
それを実現する覚悟ができていないのであった。

(加齢は、両者のミゾを埋めてくれるのだろうか?)


それにしても

歳をとれば、誰しも髪に白いものを生やすのが普通なのだけど
現代って、その「普通」スタイルで生きている人って、少数派。

白髪と共生することが、「だらしない」とか「みっともない」と見られがち。

これを「アンチ」とするならば、まずは、わたし自身が
白髪に自信をもたなきゃ! なのだよなー。


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