ともみ@ピクニック

他多数と自閉症・・・『跳びはねる理由』その2

いかに不自由なものを抱えているか
いかに誤解されることに苦しんでいるか
そして、いかに(想像を超えるほどの)
豊かな感性をもっているか・・・

これは東田さんのケースであり、自閉症の人
全員の特徴として捉えるべきではないのかも
しれないが

『自閉症の僕が跳びはねる理由』を読むと

少なくとも東田さんの語る「自閉症」の世界に
わたしも近づくことができ、その

抱える不自由さ、誤解の苦しみ、そして
神様から祝福されているような繊細な感性に

静かに圧倒されるのだ。


本書は、自閉症の特徴とされる
「普通とは違う」不思議な行動等を項目に掲げ
(全部で58項目)
それに対する東田さんの答えが綴られて

視覚や聴覚をはじめとした身体感覚
時間感覚、コミュニケーション能力が
いかに「他多数」の人々とズレているか
よくわかる。

特に、気持ちとは裏腹に
勝手に身体が動いてしまう話など
東田さんご本人が
「自閉症の人には自由がない」と語っていることは
胸の痛くなる衝撃である。

衝撃であるけれど、実はわたし
この本を読みながら、自閉症の悩みも
自閉症以外の存在「他多数」の悩みにおおいに通じるところがある
と、たびたび思わされたのだ。

たとえば、体と心が同期しないのは
「うつ症状」を患っているときの「あるある」だし・・・。

(ただし、自閉症の場合のそれは
想像を超えるレベルなので、いかに苦しかろうとは思う)

孤独に対する思いも、自分の世界を大切にしたい気持ちも
たぶん「他多数」と、根っこは同じなのではないか。

まあ、「他多数」は色々とおのれの心をごまかす術をもっていて
自閉症の人ほど、自分と向き合えていないのかなー
とは思うけれど。

表面的な違いが「他多数」と「自閉症」のあいだに
どーんと、そびえ立ってはいるけれど
実はその違いは見かけほどではない、と言うことかな。

そして、自閉症の人は自由がない分
・・・身体的な不自由度が高い、感情的な不自由度が高い・・・
(つまり、色々とごまかしが効かない分)
「他多数」よりも、誠実におのれと対話しているような
そんな印象だ。


ひとつ下に続きます

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