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読書会メモメモ

フランス人の暮らしを知るという面白さのある一方で
アメリカ人の、これは著者自身が193頁で言っているのですが
「セレブ大好きの消費主義のカルチャー」が
おおいに見え隠れする一冊だと思いました。

そして、日本でもこの本が流行っているというのは
日本の文化が、フランス寄りというよりはアメリカに大いに寄っている
ためだろうとも思いました。

わたしにとっては、これはエッセイというよりは How to 本に感じられ
おしゃれや美容の話が満載の、パート2(第二章)
「ワードローブと身だしなみ」は、正直、こういった方面に関心の薄い
わたしには、読むのが苦痛でした・・・。

意地悪な言葉になってしまいますが、著者は「買い物依存症」のケが
あるのかなぁと思ったのですが、思い起こせば、わたし自身も
20代くらいのときは、次から次へと洋服を買ったり、消費活動を
楽しんでいたので、なにも著者が特別なわけではないのですね。

自分や、自分のまわりだけを見ていれば、フツーの行為に思えても
本書のなかにあるフランスの落ち着いた文化を通して見たら
総じて、日本も、「大消費主義のカルチャー」なのだなと
あらためて意識させられました。

願わくば、こういった本の流行る必要のない
大人の文化を、日本も再構築できればいいなーと
個人的には思います。

近年は、「もたない暮らし」を意味する、ミニマリストを名乗る人たちも
日本にいらっしゃるようですが、それが特別なことでもなんでもなく
もっと自然と浸透した社会になれば、もっと日本全体が生きやすくなるのでは?
と思うのですが、それでは経団連の人たちに怒られそうですね。
・・・ココは削除しようと思ったのに、勢いにまかせて、言ってしまった。

それから

自分の体型の愚痴をいったり、これはカロリーが高いなどと
文句を言いいながら食事をしない、という話がありましたが

これは、根本的に「否定」ではなく、「肯定」のなかに生きている
フランス人の姿勢が見えて、ぜひ見習いたいと思いました。

また

着古したTシャツとスウェットパンツで寝ていた著者が
ちゃんとしたパジャマを買って眠ったときの話が
138頁に書かれていますが、このとき著者の
自分は価値のある人間なのだと、自分を大切に思えた
エピソードは、とても深い意味があるような気がしました。

自分をないがしろにしていると、無意識のうちに
自分で自分の価値を貶めることがあるようです。

ことさらの贅沢をするわけではなく、自分を大切にする
ささいな身の回りの出費は、何倍にもなって自分に返ってくるのかも
しれません。

ところで

フランス文化が成熟しているという数々の事例のなかでも
わたしは、フランス人の社交のあり方に、特に感心しました。

たとえば168頁にもあるのですが、
私生活に関すること以外、最近観た映画や、開催中の展覧会、哲学的なジレンマ
など、様々な人たちと、様々な会話を楽しみながらも
お互いの出身や、職業などはあえて聞かない
そういう暗黙のマナーがあるのですね。

日本では、まず、プライベートなことの確認がなされ
その上で、プライベート話の延長会話がすすめられるか
もしくは、その場にいない誰かの噂話か
もしくは、お天気の話でお茶を濁すという具合で

フランスのような大人の会話をできない人が多いように感じます。

最後に

わたしが一番、この本で共感したのは、173頁にある
――もし誰かが褒めてくれたら、ただ「ありがとう」ということ
です。

本書にも書かれていますが、わたしも、そして、わたしのまわりを見ても
人に褒められたら、つい、謙遜したり、相手に気兼ねして
自分を卑下した言い方で返事をしてしまうことがありますが

それは、せっかく褒めてくれた相手の気持ちを受け止めないことにもなるし
なにより、自分自身を大切にしないことにつながりかねません。

他の本で読んだことがあるのですが
ポジティブなエネルギーを受け入れることは
自分のなかのポジティブを育てることにもなるようです。
・・・ココも削除と思ったのに、言ってしまった!


以上、発言用メモを、記念に残しておくぞ。
(あえて本のタイトルは除いておこう)


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背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
色合いが濃くなっております。
・・・ま、長い人生の一コマですな。

徒然な日々も、留まることはない。
すべてがいとおしい。だから書く?

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