FC2ブログ

「正義を優先」→すっきりしたろう

愛読歴十数年になるHさんの日記(毎日更新)に
「安倍さんを批判している人たちは、何をしたいのだろう」
と書かれており

「そーなの。わたしもそれが分からなくて途方に暮れているの」
と、パソコンに向けて返事をしてしまったのは
(もちろん、そんな一読者の独り言など、Hさんには届かない)
半月ほど前のこと。

もともと安倍政権が気に入らなかった人とか、個人的な不満を
誰かを攻撃することではらそうとしている人のことなどを
Hさんが指しているのではもちろんない。

Hさんは、テロ集団により日本人の人質が殺された件につき
安倍さんの対応に疑問を向ける人々(わたしもその一人)のことが
理解できない、・・・・批判することをいけないといっているのではなく
では、安倍にどうしてもらいたいのか? どんな世の中を作りたいのか?
見えてこないので、不思議でならない・・・・、と疑問を投げかけていたのだ。

Hさんの考察は
ものごとは「地球規模」で考える派と、「町内会規模」で考える派が
あるが、町内会派は「命は大事」の一枚看板しかないのではないか?
理屈もなく、強引に「命は大事」だけで押しきっているのではないか?
などと、数日にわたって続いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのとき、わたしが考えたこと

わたしが安倍さんの人質事件における態度にあれこれ言いたくなるのは
安倍さんが「わたしの価値観のなかでは、極悪非道な人間」に見えたから。
それは、幼児がヒーローものの特撮を見て、「悪人」に感じる感情と
大差ないような気もする。
「人の命を最優先する」といいながら、それとは正反対の態度をとり続けた
安倍さんに、わたしは、幼児並みの「悪人は許せん」感があったのだ。
(今もある)。

むしろ、「人命最優先」などと言わず
国民数人の命よりも、世界正義(大義)を、自分は大事にする
と、はっきり宣言してくれたら、ある意味すっきりしただろう。

本音を隠す、二枚舌というか、欧米の顔色が第一なのはみえみえ
なのに、「ボクは国民の命を一番大事に思っていますよ」的な顔を
捨てきらないのが、わたしにはカチンときたのだな。

(本来は、テロには屈しないポーズの裏で、人質第一の働きをするのが
よろしいのに、安倍さんの場合は、ポーズ一貫で、裏の顔がなかった
のではないか?と、わたしには思えてならない。
交渉の余地、パイプがあったのに、それを自ら切ってしまい
仕舞いには外国にお任せするしかなくなったのは、その証拠である)

つまり、Hさんの疑問を、わたし個人から答えると
とても簡単な話なのだ。

<命は大事>の看板を胸に抱いていたのではなく
単に「わたし個人の価値観」と、首相の態度が真反対だった
から、あれこれいいたくなるのですよ、と。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Hさんの日記を読んだのを機に
わたしはわたしに問うてみた。

なぜ戦争はダメなのか。

「戦争はダメ」は少なくとも、わたしの体験から
出た価値観ではない。

常識? 「戦争はダメ」が常識としても
常識は生まれたときに備わっていたものではない。

しいていえば、先人の知恵のようなものか。

暑いのはイヤ。寒いのはイヤ。そういう
自然な感情と同じように「誰かが殺されるのはイヤ」が
先天的に人間には備わっているの?
(では首狩り族はなぜいたの?)

そもそも戦争はいけないことなのか。
平和ボケした日本には、戦争の混乱に巻き込まれ
悲惨な日々を送っている人々とは全く別の次元での
「悲惨な」人々がいる。
(地獄のような苦悩をもてあましている人間がいる)

平和な日本には、戦場とは違う人殺しがある。
戦死者よりも数は少ないって?
数の問題じゃないだろ。

平和はいい。と、間違いなくわたしは言える。
でもまた、平和であることが、ときに平和の域を超えてしまう
(平和は平和とは別のものを生み出す)
世の中も知っている。
(それは、そもそもホンモノの平和でなかったということか)

痛い。ひもじい。安心できない。こわい。
愛する人がいなくなるかもしれない。言動が制限される。
信じていないことに「はい」と言わなくてはならなくなるかもしれない。
・・・・・・・だから、わたしは戦争がイヤなのだ。


ここら辺りで、思考停止。
(半月ほど前)

今、この先のことを考えてみようという気はまだ起きない。

だから、現状、わたしは、なぜ戦争がいけないのか
まだ十分にはわかっていない。

Hさんの言葉を借りるなら
「町内会派」の人は、人質を第一に考えたいとし
「世界規模派」の人は、世界規模の正義のためには
いわゆる犠牲者は仕方ない、と考えるのだろう。

どちらが正しいのか、わたしには分からない。
(後者は決してわたしの好みではないけれど)

Hさんは日頃から「町内会派」の多さに理解しかねているようだが
わたしは「世界規模派」の日本人が多いことに
ほんとうに、先の一件(日本人人質事件)で驚いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これまでずっと、「戦争反対!」的な表現を避けてきた。
思考自体を避けてきたのかもしれない。

安保の時代を、わたしは知らないけれど
なんとなく「そういう話をするのは、よくない」
と、肌で感じていたのだろう。
(トラウマの連鎖といえようか)

日本の平和、世界の平和、そんなものを語る奴には
胡散臭さがつきまとう!と。

けれど、先の一件で、わたしは少し変化したかも。

これまで「特定秘密保護法」や、憲法改正の話などで
「かつての戦時前と同じ気配がする」と識者が述べていても
どこか、いまいち、そういうことを考えるのには距離を置いていた。

ゆるーくではあるが、先の一件と、その後の「うさんくささ」を通し
今のわたしは、キナ臭いものを感じている。

かつての戦争のようなカタチで日本が参戦するとは思わないけれど
これまで70年ほど続いた「平和」のカタチとは違う、この先の日本には
「臭い、平和」が居座るのだろうな、と、思っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上に綴った一連の話は、ブログに書くことはないかもなとも
思っていたのだが、2月21日の『報道特集』にて
日本人人質事件が明るみに出るまでの水面下の動きを知って
なんとなく、また、この手の話を書く気になった。

とても幼稚な言い方になってしまうけど
後藤さんの妻の依頼した「人質交渉の専門家」のジャマを
政府はしたのだな。ジャマした挙句、ほったらかしで。
たぶん後藤さんの妻はとても賢い人で
政府を恨むような言葉を公言することはないだろうけれど
わたしなら「政府がジャマをしなければ、夫は今も生きているかもしれない」
という無念が残っただろう。

今回、番組で証言をしていた
紛争地や危険地帯を専門とするセキィリティ情報会社の
経営者の方は、このまま「きちんとした検証」をなされないまま
コトがうやむやになってしまうという懸念もあって
取材に応じてくれたらしい。

わたしは、知れば知るほど
「事件が明るみに出る前に、人質解放の機会はあったのに」
と思えてならない。

今回の内容は、氷山の一角なのだろうが
この特集を組んだ番組は、勇気があるなー。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代の生き方へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

コメントの投稿

非公開コメント

こんばんは、初めてコメントします。
面白い話題なので、私も自分の意見を書かせてもらいますね^^
(日本の平和を語る胡散臭いヤツになってしまいますが、ご了承ください)

私も町内会派の一人です。ただ少し視点が違います。
私は安倍首相がイスラエルで行った演説は、本当に行う必要があったのか検証が必要と考えています。
ただ、人質救済の際に政府が行った対応の是非に関しては、あれこれ言うつもりはありません。

日本は戦争が出来ない国になりました。
理由は原発が54基もあるからです。
もし原発にテロ攻撃をされたりミサイルが飛んできたら、日本は終わりです(日本に住めなくなります)
そして上記行為は、どんなに自衛隊を強化しても防ぐ事ができません。
(世界最強の軍隊を持つアメリカは9.11でやられました)

よって、如何に日本を攻撃する口実を他国に与えないか(外交力)が、国民の生命・財産を守る役割を担う政治家の極めて重要な仕事になりました。

今回の安倍首相の中東での演説は、結果としてテロリストに日本を攻撃する口実を与えてしまいました。
故に、その演説が必要だったのかどうか検証しなければならない、と考えます。

私の思いはただ一つ。日本という四季もあって食べ物も美味しい、この素晴らしい国で生きる権利を、形を変えず後世に受け渡したい。
ただ、それだけです。

さんすけさま

まずは、長いブログにもかかわらず、読んで下さり
またコメントを寄せて下さって、ありがとうございます。

町内会派でも、それぞれの意見がありますよね。
こういう温度の感じられる意見を読むのは
おもしろいし、勉強になります。

おっしゃるとおり、外交力も時代によって
必要な質がかわってくるのですよね。

日本なりの、日本らしい、外交力を発揮できれば
いいなと、外交政治にうといながらも
わたしは思っています。

美しい四季のある、食べ物も美味しい
このすばらしい国を後世につなぎたいとの
お話、まったく同感です。
背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
色合いが濃くなっております。
・・・ま、長い人生の一コマですな。

徒然な日々も、留まることはない。
すべてがいとおしい。だから書く?

最新記事
過去ログ

2020年 06月 【6件】
2020年 05月 【62件】
2020年 04月 【66件】
2020年 03月 【56件】
2020年 02月 【28件】
2020年 01月 【90件】
2019年 12月 【66件】
2019年 11月 【68件】
2019年 10月 【74件】
2019年 09月 【50件】
2019年 08月 【95件】
2019年 07月 【59件】
2019年 06月 【100件】
2019年 05月 【76件】
2019年 04月 【67件】
2019年 03月 【74件】
2019年 02月 【55件】
2019年 01月 【70件】
2018年 12月 【57件】
2018年 11月 【73件】
2018年 10月 【63件】
2018年 09月 【76件】
2018年 08月 【54件】
2018年 07月 【65件】
2018年 06月 【72件】
2018年 05月 【86件】
2018年 04月 【104件】
2018年 03月 【112件】
2018年 02月 【88件】
2018年 01月 【89件】
2017年 12月 【91件】
2017年 11月 【89件】
2017年 10月 【94件】
2017年 09月 【88件】
2017年 08月 【80件】
2017年 07月 【77件】
2017年 06月 【97件】
2017年 05月 【120件】
2017年 04月 【83件】
2017年 03月 【102件】
2017年 02月 【87件】
2017年 01月 【77件】
2016年 12月 【100件】
2016年 11月 【91件】
2016年 10月 【70件】
2016年 09月 【73件】
2016年 08月 【86件】
2016年 07月 【70件】
2016年 06月 【63件】
2016年 05月 【70件】
2016年 04月 【74件】
2016年 03月 【64件】
2016年 02月 【44件】
2016年 01月 【57件】
2015年 12月 【64件】
2015年 11月 【68件】
2015年 10月 【74件】
2015年 09月 【71件】
2015年 08月 【66件】
2015年 07月 【71件】
2015年 06月 【65件】
2015年 05月 【74件】
2015年 04月 【68件】
2015年 03月 【56件】
2015年 02月 【63件】
2015年 01月 【56件】
2014年 12月 【52件】
2014年 11月 【50件】
2014年 10月 【41件】
2014年 09月 【40件】
2014年 08月 【38件】
2014年 07月 【36件】
2014年 06月 【32件】
2014年 05月 【32件】
2014年 04月 【31件】
2014年 03月 【40件】
2014年 02月 【35件】
2014年 01月 【27件】
2013年 12月 【48件】
2013年 11月 【79件】
2013年 10月 【57件】
2013年 09月 【28件】
2013年 08月 【28件】
2013年 07月 【33件】
2013年 06月 【46件】
2013年 05月 【25件】
2013年 04月 【26件】
2013年 03月 【59件】
2013年 02月 【85件】
2013年 01月 【73件】
2012年 12月 【34件】
2012年 11月 【59件】
2012年 10月 【50件】
2012年 09月 【43件】
2012年 08月 【22件】
2012年 07月 【23件】
2012年 06月 【21件】
2012年 05月 【17件】
2012年 04月 【27件】
2012年 03月 【4件】
2012年 02月 【10件】
2012年 01月 【11件】
2011年 12月 【14件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【34件】
2011年 09月 【2件】
2011年 08月 【4件】
2011年 07月 【2件】
2011年 02月 【2件】
2011年 01月 【1件】
2010年 11月 【50件】
2010年 10月 【16件】
2010年 09月 【38件】
2010年 08月 【40件】
2010年 07月 【30件】
2010年 05月 【22件】
2010年 04月 【20件】
2010年 03月 【12件】
2010年 02月 【45件】
2010年 01月 【16件】
2009年 12月 【31件】
2009年 11月 【15件】
2009年 10月 【14件】
2009年 09月 【45件】
2009年 08月 【28件】
2009年 07月 【37件】
2009年 06月 【27件】
2009年 05月 【29件】
2009年 04月 【38件】
2009年 03月 【33件】
2009年 02月 【42件】
2009年 01月 【39件】
2008年 12月 【37件】
2008年 11月 【35件】
2008年 10月 【41件】
2008年 09月 【35件】
2008年 08月 【32件】
2008年 07月 【33件】
2008年 06月 【29件】
2008年 05月 【25件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【31件】
2008年 02月 【28件】
2008年 01月 【32件】
2007年 12月 【33件】
2007年 11月 【38件】
2007年 10月 【33件】
2007年 09月 【46件】
2007年 08月 【36件】
2007年 07月 【47件】
2007年 06月 【33件】
2007年 05月 【57件】
2007年 04月 【52件】
2007年 03月 【49件】
2007年 02月 【69件】
2007年 01月 【8件】

リンク