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ピケティ理論と、格差

ピケティというお名前やご著書のタイトルを
去年からよく耳にするのだけれど、いったい
どーんなコトが述べられているのだろう? 

と、テレビ『パリ白熱教室』の第一回
<21世紀の資本 ~格差はこうして生まれる~>
を観たのは、もうだいぶ前の話。

たぶん、これ、第四回目まであるはずで
(追記、四回目以降もあるようです)
全部を観終えてから、メモ感想を書こうと思っていたのだが
先週の第三回目は録画し忘れたし、それに第四回目まで
好奇心が続くかどうか自信がないので
ひとまず、第一講義のメモを残しておこう。

(いつもの通り、番組自体のレジュメじゃなくて
わたしが関心を寄せた部分のみのメモである)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トマ・ピケティ教授(パリ経済学校)の
『21世紀の資本』は、所得と富の分配について扱った本。

クズネッツ曲線
(資本主義経済はその発展において
所得の不平等を拡大させるが
やがて自然に縮小する)は、過去の説

産業革命から現在までの
世界の経済成長率の年平均はわずか1.6%

「わたしたちの馴染んできた5%という成長率は
歴史的にみれば、極めて特殊な時期の例外的な成長率だ」

過去300年の毎年の世界の成長率の年平均は1.6%
→人口の増加によるもの0.8%
→生産性の向上によるもの0.8%

18世紀から現在まで
わずか0.8%の成長率が300年続く間
人口は6億から70億に増加した

今後はどうか?

資本所得比率=貯蓄率÷経済成長率
β=S÷g

かつてのような経済成長率が望めない
(せいぜい0.8~2%)

経済成長率gが低いと、資本所得比率βが上昇
という問題が生じる
・・・成長率が0に近づくにつれ
資本所得比率が無限に上昇する

何が問題なのか?

資本所得比率の上昇自体が悪いわけではない
・・・資産が等しく分配されていれば
(年金資産や不動産や企業の株などを等しく保有している社会であれば)
まったく問題はない

問題は、資産の分配が不平等ということ

資本所得比率が上昇すると
相続などを通じて不平等が拡大する

不平等をもたらす根本的な要因は
資本の収益率(貯蓄の利子や株の配当など)>経済成長率g
r>g
両者の差なのだ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ざっくりと、こんな感じかな。

これまでわたしは
「経済成長が低くなって、なにが悪いの?」
「これからは低消費の暮らしを楽しもうよ」
(今以上の経済潤う社会より、高度成長期以前の社会のほうが
人間にとって生きやすいのではないかしら)と考え

なぜ、世の人々が経済成長の頭打ちを
国の心臓が止まるかのように問題視しているのか
まったく理解できなかったのだ。

むしろ、幻想を金で買い続ける社会って、おそろしい、と思い
経済に永遠の階段を登らせようとする(そんなものあるはずがない)
夢を見ている人を、「どうかしてるんじゃない?」ととらえていた。

ふーむ。

経済成長は、「労働所得」と「富(資産)」のバランスが絡む
格差問題に直に影響する話なのねぇー。

では、なぜ、格差がいけないのか・・・・ という疑問も
生まれそうであるが、それは、いつか機会があれば
考えるとしよう。


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はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
色合いが濃くなっております。
・・・ま、長い人生の一コマですな。

徒然な日々も、留まることはない。
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