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ある作家さんのツイッターからまわり廻ってたまたま辿り着いたサイトのなかの、宗教学者の釈徹宗さんの語りが印象に残った。


現代社会っていうのは、普通に暮らしていると、だんだんと自分っていうものが大きくなるっていう、そういうメカニズムになっているように思う。われわれ、小さなころから、君には無限の可能性があるとか、あきらめなければ夢はかなうとか、ナンバー1よりオンリー1とかといわれて、メッセージを受けて暮らしてるわけですね。また現代教育というのは、それなしには成り立たないので、そういう中でいると、ある程度自覚的にうまく自分を整えないと、自分っていうものがどんどんどんどん大きくなってしまう。で、自分っていうものが大きくなれば、現実とのギャップに苦しむという事態に陥る。これは、現代人が陥りやすいわなっていうような気がする。というのは、毎日学生たちを見てても、自分というものが大きくなりすぎて、すごく不全感に苦しんでいるの
・・・以下略。


まるで、わたしのことのようだ。(わたしの不全感の始まりは「そこにない自分を見ようとしている」点ではないか。つまり「自分が大きく」なっている?)

ちょっと話は飛ぶけれど(でも関連しているつもり)、よく昔の話として「見合いの当日まで、相手の顔を知らなかった」さらには「結婚するその場で、初めて相手に会った」というのがあるけれど、現代日本人にとっては「アンビリーバブ~ル!」、受け入れがたい出来事と映るだろう。それは、自分が大きくなっているからだ。(自分を過剰に評価しないなら、案外、昔のような結婚でも上手くいくのだろうな)。

自分を尊ぶ、自分を大切にする、それはとてもいいことだと思う。人間の生きる目的はそこにあるといっても過言ではないかもしれないとさえ思う。また、可能性を信じることはすばらしいことだ。ただ、現代は、釈さんのおっしゃるような構造があり、自然と「自分が大きく」なってしまう。そして、そのことは、自分を尊ぶ、自分を大切にする、から、遠ざかるような作用をもたらすのだろう。

「自覚的にうまく自分を整え」るとは、どういうことだろう?



ところで、ほぼ日さんのこのブログにある

   僕に『こうしてほしい』というのが
   わかるんです。
   僕は、無意識のうちに
   その『無言の希望』に従ってきたんです。


このフレーズを自分のことのように受け止める人は少なくないと思う。
(いわゆる「いい年」「中年」になっても、この思いを半目を開けたまま抱え慣らし老いていく人は沢山いるのでは)

ここのあたりと向き合うための課題と、「自覚的にうまく自分を整え」ることは、通じているような気がする。


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はえともみ

Author:はえともみ
 
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(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
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