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過日の日記に母とのあれこれを書いたけれど、その補足をしておこう。▼これまで母はわたしにとって「重い」存在で、これから先もそれは変わらないだろう。ただこのごろは、「彼女との関係はソウルメイトというものなのかも」と思うようにも変化してきた。(ソウルメイト=ロマンチックな間柄とは限らない。お互いの成長のために、お互いが存在する、そんな関係だ)。▼母をうっとおしがるわたしの感情は、当然、彼女にも伝わり、ずいぶん彼女を傷つけてきたはずだ。長年と。▼母の片付けられない癖は「改善の手立てのない性質なのだから、ありのまま受け止めるべし」と理性ではとらえている。また「母に文句をいう前に、自分のアパートをすっきり片付けろ。自分の巣を整えてから、文句をいえ」と自分にいい聞かせてもいる。なのに混沌とモノにあふれた実家に身を置くと、感情がショートしてしまうこと、しばしばなのだなぁ。(他人が聞いたら「たかが片付けで」と思うだろう。が、これ、語り尽くせぬレベルの話なのだよ。「お前が片付ければいい」、はい、ごもっとも。それができれば、こんなに苦しまずに済むのよね)。▼「ひとを変えようと思っても、変わらない。ひとを変えたければ、自分を変えなくては」と、たまーに思い出すのだけど、たいてい、いつも、わたしは、ひとを見て、自分を見ずに、ぷんぷんしてばかりいる。▼先日も金沢へ戻ったとたん、「おにぎりを忘れていったよ。食べるものあるの?」と母が心配の電話をかけてきた。(わたし43歳)。陸の孤島でもあるまい、仮に冷蔵庫のなかが空っぽであっても、飢え死にはしないよ。と、過去何百回も言い聞かせてきたけれど、毎回そのことを彼女は忘れてしまうらしい。というかね、これ、母性の原点なのでしょう。角田光代さん原作のドラマ『八日目の蝉』のなかで、子供(誘拐をした子供であるが、実の子のように大切に育ててきた)と引き離される際に主人公の女性がこんなような言葉を叫んだ。「(子供の)朝ご飯がまだなんです。(せめて子供にご飯を食べさせてから、逮捕して下さい)」。▼こんなにいい母親なのに、なにが不満なのだ。傲慢にもほどがある。と、世間の標準からすれば、いわれるだろう。異論なし。きっと母は、わたしのためなら犯罪以外(場合によっては犯罪すらも)喜んでするだろう。それほど、愚かしくて、愛情深く、わたしの前にいる。▼常に家族に愛情を注ぐことで、自己を確認してきたのだろう。母は。老齢となり、夫もいなくなり、孫は孫でもちろん可愛いけれど、彼女にとっての分身であるわたしを(姉には自分で作った新しい家族がいるのに対し、わたしは依然「嫁に行っていない」という思いも手伝って)特に大切にしてくれるのをいつも感じる。かつてはそんな母をうっとおしく思うばかりであったが、はてはてはて、母にとってわたしが一番の身内であるように、考えてみればわたしにとって母はある意味唯一の身内なのだなぁ。▼たぶん、母とわたしは、お互いがお互いを(お互いの成長のために)まだまだ必要としている。足して120歳の親子であるが、まだまだ安定期にあらず。これからもっと良き関係に変化するだろう。

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背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
色合いが濃くなっております。
・・・ま、長い人生の一コマですな。

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