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10月21日

めずらしく本を最後まで読み終えた。(本を読むことで束の間、だるさが崩れ、しんどさや圧迫感も弱められる。ま、鬱がさらに重症化すると活字に目をやることすらできなくなるのだから、今はいく分も救いある状態なのだろう)。タイトルは『「臨死体験」を超える死後体験』。著者は坂本政道さん。米国モンロー研究所のヘミシンク技術を使った、「この世」を超える体験記である。

なかなか理解してもらえないだろうけれど、しかもこれはわたしの直感にすぎず理論的な説明をできないのだけれど、あまたの伝統宗教も、いまどきスピリチュアルの枠で語られる世界も、どれもこれも一緒のところに通じているんだ。大きななにかに繋がっているんだ。それがわたしの持論である。坂本さんの体験した「臨死を超える世界」も同様の位置づけをしたい。科学的な証明ができないとの理由と、近代より継がれたすりこみから、(またインチキも多いから)、三次元を超えた世界を本気で信じることをタブーとする空気が、たしかに、今、日本にはあるけれど、わたしは三次元を超えた世界を否定しない。たとえば各々の宗教は「大きななにか」を覗いている窓の大きさやその角度、覗いている人の背丈や覗く時間の長さが違うから、まったく違うように映るだけで、さらには、それを伝えゆく人々の捉え方によって、宗教は個別の特色を作ってきたのだろう。スピリチュアルの世界も、しかり。坂本さんの語る死後体験をすべて鵜呑みにする必要はないと思うが、同時に、大きななにかに繋がる体験をたしかに坂本さんはなされた、それを伝える本であることをわたしは疑っていない。

ところで、わたしが「この世」を超えた世界に興味をもったきっかけのひとつは、自分のウツに手をあましたからだ。子供のころからわたしはウツ体質で、大人になり、立派にその花は開いた。しかし鬱病という言葉が流行る近年まで、わたしはこの自分の症状に世俗的な名前(=鬱)をつけることができなかった。ひたすら生来的な性質だと思い込むしかなく、しかしそれだけでは疲れ果てるので、ごくたまに、「一族が幸せな分、わたしに集中して負の何かが注がれているのではないだろうか」と真剣に思ったことも。昨今、「ウツは心の風邪」という標語のような言い回しをあらため、「ウツは脳の伝達物質の障害」という認知が広くされているけれど、はたして、「伝達物質の障害」それだけだろうか?と、わたしは自身を省みて思う。(以下、めんどうなので中略)。何処から自身のウツ、ウツ気質が来ているのか? 「これは今生よりも前からの問題ではないの?」という考えが、わたしのなかにある。

坂本さんの本と並行して読んでいた『転生 古代エジプトから蘇った女考古学者』(ジョナサン・コット 著、田中真知 訳)という本の212頁には、ダライ・ラマの言葉として、次の一節が紹介されている。

基本的に、私たちは、子供の意識が、肉体のように両親に由来しているとは考えていません。心には形がなく、それはたんなる光と知です。このため、物事はその物質的な原因に従って起きることはありません。過去の意識のありかただけが、心のはたらきを左右する第一の要因として機能するのです。この場合、それは前世の意識を意味しています。

これを読んだとき、あー、わたしの説を後押しする考えだ、と心強かった。(心身の調子の悪さを前世に結び付けて「逃げたい」のではない。えっ、自分で気づかない部分では逃げているの?)。さらに一歩進んで思う。「前世が今生に繋がっているのなら、同様に、今生の意識のありかたが、来世の自分を作るのだ。ならば、わたしはこんな自分(=すぐ鬱状態に転がるクセをもった)のまま今生を終えるわけにはいかない。この世で生きているあいだに、必ずや何かをこえたい。それは、力んで手に入れるのではなく、力を抜いて何かを手放す・・・ことなんだろう」。

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はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
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