FC2ブログ

愚痴なのだ

「いつでも、誰でも、来られるようにしておきたい。自分がこの寺を去ったあとも、いつ、誰が来てもいいように、寺の門を開いておきたい」と、かつてこの寺の住職をされていた I 禅師の文章をときおり思い出す。そしてその通り、現在も365日、一般の者に参禅の機会を与えてくれるD寺の存在を、心の底から感謝している。

ただねー、今のD寺のありようは、I禅師のいらした頃と大きく違うんだろうなーと、残念の溜息も漏れる。ふ~ぅ。「坐る」場所があるという以上の魅力を、わたしは今のD寺に感じられないのだ。

直接お話ししたことがないのだから、これは外部者の勝手な印象に過ぎぬのだけど、現在の住職に惹きつけられるものを、わたしはまだ探し出せない。むしろ好意とは反対の所にあるものがわたしの印象を作る。(そもそも現住職はほとんどD寺におらぬのではないかー? そういうものなの?)

D寺は、全国から雲水を集めた修行寺であり、寒の期間には、接心や托鉢もある。それ以外の季節には、日々の決められた行があるのだろう。型どおりの日常を過ごす、・・・それはそれで立派なことだが、それで修行が満たされるのだろうか。(以下千文字ほど略)。もちろん禅は、食べるのも、歩くのも、体のお世話をするのも、生きてることそのものを修行ととらえるから、一定期間をそこで過ごすだけでもよろしいとの見方もできるのだけれど―。

この数日、新入りの雲水さん(数名)と、1~2年ほど先輩かと思われる雲水さんしか、暁天坐禅でお見かけしない。(わざとなのか、なんなのか、わからんが、先輩雲水は坐禅中、これみよがしな声であくびをしたりするんだよねー。もっと上の人がいるときはしないだろうに・・・・)。

気のせいかもしれんが、先輩雲水が新入り雲水に対して「ちっ」と舌打ちするような空気を匂わす瞬間(実際に舌打ちしたのではない)に、この数日は遭遇もした。「後輩を育てよう」から出ているのではない、未熟さゆえに出る空気。わかるよ、わかる。わたしも色んな職場にいたから、時に、先輩が後輩にこういう接し方をしたくなる気持ち。しかしなー、いかんだろ、これは。本来、後輩を指導することだって、先輩雲水にとっての修行であるのだろうし。

そうそう、先日の日曜坐禅会では、東京から来ているN後堂老師を紹介するのに、新入り雲水さんが「後堂は、会社でいうと、ま、課長とか係長とかの役職です。老師は、管理職ということですっ」と述べていた。思わず、すっ転ころびそうになったぞ。わたしも十分な理解をしていないが、「後堂は雲水の教育をされる方で、老師は先生ほどの意をもつ尊称です」くらい言うと思うが。

たまたま「こういう時期」なんだろうか。修行僧の入れ替えがあったり、休みをもらったり、出張している人がいたり・・・・。経験浅い者たちだけで切磋琢磨して共同生活するのだって、修行といえば修行である。ただ、なんか、文珍のない半紙が、ゆらゆらゆらゆらしているようにも、この数日のD寺は見えるのだけど。(って、朝のほんのいっとき、それもごく一部分しか、わたしは見ていないのだけど)。こういうもの?

ううーん。わたしが生来の癖、勝手にあれこれ考えているだけで、実際はすっごく上手くいっているのかもしれない、D寺の修行生活。そうそう、わたしが知らないだけでね。

たださー、思うよ。職業的僧侶なんて、要らない。(これもわたしの勝手な印象なのだけど、今は、求道心も、菩提心も、慈悲の深さも関係ない、企画やパフォーマンスの上手い、上役と上手く付き合える、そんなことで、宗門的には出世する時代なのかなー)。わたしは職業的僧侶じゃない坊さんと出会いたい。きっと、雲水さんのなかにも、職業的ではない修行をし、いい師と巡り合いたいと思っている人もいるのだろうなぁ。

コメントの投稿

非公開コメント

背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
色合いが濃くなっております。
・・・ま、長い人生の一コマですな。

徒然な日々も、留まることはない。
すべてがいとおしい。だから書く?

最新記事
過去ログ

2020年 06月 【6件】
2020年 05月 【62件】
2020年 04月 【66件】
2020年 03月 【56件】
2020年 02月 【28件】
2020年 01月 【90件】
2019年 12月 【66件】
2019年 11月 【68件】
2019年 10月 【74件】
2019年 09月 【50件】
2019年 08月 【95件】
2019年 07月 【59件】
2019年 06月 【100件】
2019年 05月 【76件】
2019年 04月 【67件】
2019年 03月 【74件】
2019年 02月 【55件】
2019年 01月 【70件】
2018年 12月 【57件】
2018年 11月 【73件】
2018年 10月 【63件】
2018年 09月 【76件】
2018年 08月 【54件】
2018年 07月 【65件】
2018年 06月 【72件】
2018年 05月 【86件】
2018年 04月 【104件】
2018年 03月 【112件】
2018年 02月 【88件】
2018年 01月 【89件】
2017年 12月 【91件】
2017年 11月 【89件】
2017年 10月 【94件】
2017年 09月 【88件】
2017年 08月 【80件】
2017年 07月 【77件】
2017年 06月 【97件】
2017年 05月 【120件】
2017年 04月 【83件】
2017年 03月 【102件】
2017年 02月 【87件】
2017年 01月 【77件】
2016年 12月 【100件】
2016年 11月 【91件】
2016年 10月 【70件】
2016年 09月 【73件】
2016年 08月 【86件】
2016年 07月 【70件】
2016年 06月 【63件】
2016年 05月 【70件】
2016年 04月 【74件】
2016年 03月 【64件】
2016年 02月 【44件】
2016年 01月 【57件】
2015年 12月 【64件】
2015年 11月 【68件】
2015年 10月 【74件】
2015年 09月 【71件】
2015年 08月 【66件】
2015年 07月 【71件】
2015年 06月 【65件】
2015年 05月 【74件】
2015年 04月 【68件】
2015年 03月 【56件】
2015年 02月 【63件】
2015年 01月 【56件】
2014年 12月 【52件】
2014年 11月 【50件】
2014年 10月 【41件】
2014年 09月 【40件】
2014年 08月 【38件】
2014年 07月 【36件】
2014年 06月 【32件】
2014年 05月 【32件】
2014年 04月 【31件】
2014年 03月 【40件】
2014年 02月 【35件】
2014年 01月 【27件】
2013年 12月 【48件】
2013年 11月 【79件】
2013年 10月 【57件】
2013年 09月 【28件】
2013年 08月 【28件】
2013年 07月 【33件】
2013年 06月 【46件】
2013年 05月 【25件】
2013年 04月 【26件】
2013年 03月 【59件】
2013年 02月 【85件】
2013年 01月 【73件】
2012年 12月 【34件】
2012年 11月 【59件】
2012年 10月 【50件】
2012年 09月 【43件】
2012年 08月 【22件】
2012年 07月 【23件】
2012年 06月 【21件】
2012年 05月 【17件】
2012年 04月 【27件】
2012年 03月 【4件】
2012年 02月 【10件】
2012年 01月 【11件】
2011年 12月 【14件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【34件】
2011年 09月 【2件】
2011年 08月 【4件】
2011年 07月 【2件】
2011年 02月 【2件】
2011年 01月 【1件】
2010年 11月 【50件】
2010年 10月 【16件】
2010年 09月 【38件】
2010年 08月 【40件】
2010年 07月 【30件】
2010年 05月 【22件】
2010年 04月 【20件】
2010年 03月 【12件】
2010年 02月 【45件】
2010年 01月 【16件】
2009年 12月 【31件】
2009年 11月 【15件】
2009年 10月 【14件】
2009年 09月 【45件】
2009年 08月 【28件】
2009年 07月 【37件】
2009年 06月 【27件】
2009年 05月 【29件】
2009年 04月 【38件】
2009年 03月 【33件】
2009年 02月 【42件】
2009年 01月 【39件】
2008年 12月 【37件】
2008年 11月 【35件】
2008年 10月 【41件】
2008年 09月 【35件】
2008年 08月 【32件】
2008年 07月 【33件】
2008年 06月 【29件】
2008年 05月 【25件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【31件】
2008年 02月 【28件】
2008年 01月 【32件】
2007年 12月 【33件】
2007年 11月 【38件】
2007年 10月 【33件】
2007年 09月 【46件】
2007年 08月 【36件】
2007年 07月 【47件】
2007年 06月 【33件】
2007年 05月 【57件】
2007年 04月 【52件】
2007年 03月 【49件】
2007年 02月 【69件】
2007年 01月 【8件】

リンク