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「月をさす指は月ではない」

わたしがあれこれ心を煩わせているのは、ちゃんと生きていないからなんだと

ちゃんと生きていないくせに知っている。

こういうのを、精神的なおませ、というのか、それとも

「知っている」というプレゼントを神様のような存在があたえてくれているのか。
( ↑ これまた傲慢な発想でもあるけれど)。


話は飛ぶけれど、すすめて下さる方がおり、先月初めにエックハルトトールの『ニュー・アース』という本を読み始めた。一日余りで、ぐわっと読みすすめ、あと数頁を残すところなのだけど、書くのも情けないトホホの理由で、今手元に本がなく、続きが読めないでいる。正直、この本は言い回しがスピリチュアルの生臭い面をもっており、読むのがしんどくもあった。すすめて下さる人の顔が想い浮かばねば、途中で投げ出したに違いない。けれど、けれど。読んでる途中で「なぜこの本をすすめてくれたのか」をわかったような気がしたし、まだ読み残しある身で感想を述べるのもなんであるが、これはとても分かりやすく皮をむいた良質の「魂の本」だと思う。

                        ♪

絶対的真理はあるはずのない場所に探しても見つからないだろう。あるはずのない場所とは、教義、イデオロギー、規則、物語などだ。これらに共通しているのは何か? 思考からできあがっているということである。思考はうまくいけば真理を指し示すが、決して真理そのものではない。だから仏教では「月をさす指は月ではない」と言う。すべての宗教はどれも誤りでありどれも真実で、どちらになるかはどう活用するかで決まる。(『ニュー・アース』82頁)

ふむふむ、わたしは宗教の入口で、思考と心中しようとしたから、息詰まるのだな。

まったく別の本の話になるが、ブライアン・L・ワイスの著書のなかには、中世ヨーロッパに退行した男がこんな言葉をいう場面がある。「(前略)人々に、教会へ行く必要はない、神を見つけるために神父の話を聞く必要もない、と扇動しています。『神はあなた方の中にある。あなた方一人ひとりの中にいる。神への道をあなた方に示す偽善者はいらない。誰もが神の知恵を手にいれる道をもっている。私がその道を非常にやさしく教えよう。そうすれば、あなた方は教会と尊大な神父から独立できるからだ。そうなれば、教会は支配権を失い、あなた方は自分の手に力を取り戻すのだ』と言っています」(『未来世療法』132頁)

宗教とは矛盾をはさまざるを得ない宿命らしい。

そして手のひらにのせて示してみれば、必ずこぼれ落ちてしまう真実の存在を
覚えている人がいる。

またエックハルトトールの本に戻るが、彼はこうも語っている。

『神』を信じることも、人生のすべての瞬間に立ち現れている『神』の現実を生きることに比べれば、実にお粗末な代用品でしかないんですよ。(『ニュー・アース』288頁)

ふーむ。仏教の国では、神を仏とおきかえているわい。


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はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
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