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生きていたいから働くのさ
金のためじゃない

BEGIN『パナマ帽をかぶって』の歌詞より

引きこもりは苦しい。
そして
社会に出るのを想像するのも恐怖。

この本の、2010/9/21付<もはや「家庭内の問題」ではない>レビューを先月読んで、ぐわっと胸にきた。十数年のあいだ非労働生活を続け、周りからは自由人と認められていた友人。その友人が就職を前に自殺したという。レビューには《社会に出ることへの恐怖心があったことは主治医によって指摘されている》とある。(ああ、わたしにとって他人事ではない)。そしてこうも綴られている。《一般的なひきこもり像とは違い、彼のまわりには、就労をしていないことで責めたり見下したりする者はいなかったし、(略)、具体的な外からのプレッシャーはなかったはずだが、内側からの圧がじわじわと彼を追い詰めた。内側からの圧とは、特定の個人ではなく「漠然とした世間」を内面化した結果、生じた圧だと(以下略)》。(まさしくわたしも日々、もう何年も、漠然とした世間を内面化して生じた圧に苦しめられている)。

無業のすべての人が追い詰められているとはいえないが、現在の日本では、働き盛りの、健康な肉体をもった人のうち、よほどの精神力がなければ、あるいはライフワークのようなもの、生きがいをもっていなければ、自己に内在する「世間の価値観」よって追い詰められるのは、なんら不思議ではない。

自由は不自由。無業のわたしも、相当、追い詰められている。

しばらく前に、あるニュース番組で、「無職の男が、想う女性とその家族を刺した」、「無職で生活保護を受けている男が(妻とは離婚している)幼児を虐待死させた」、「無職の男(たしかわたしと同年代)が“働かない”と父親に殺された」と、立て続けに報じられていた。うむうむ、それだけ無職の人間が増えているのか、あるいは無職の人間は事件を起こしやすいのか? (両方かもね)。

話は変わるが、清水康之さん(元NHKのディレクター。十年ほど前にNPO「自殺対策支援センター ライフリンク」を設立)は、元オウム幹部が中学生のときに書いた文章を読み、それが自分の高校時代に書いた文章にそっくりだと驚いた経験があるそうだ。その文章というのは、…詳細は忘れてしまったが…、安定のために社会に飼いならされることへの恐怖を綴ったものだった。片や、サリン事件を起こし、片や、自殺防止のため国や行政レベルで活躍しているわけだが・・・、彼らと同じような根っこの価値観をもっているはずのわたしはいまだどこにも行き着いていない。「小さな幸せ(安定)のために、なにかを犠牲にする」という方策すらも持ち得ていない。


*嘘をついたかも。わたしは思春期に彼らのような「社会に飼いならされる恐怖」なんて発想はなかった。なーんも考えていなかった。そのような自覚は、会社員を辞め、俗に言うプー太郎になったあとのことだ。




9月14日(土)

◎また篭りDay。早朝お布団にはいり、7時半ころ入眠したのだけれど、一時間ほどで目が覚めて、そのまま眠れなくなってしまった。(毎日いくらでも眠れるのが異常なのだ。こうやって「眠れない」のは、正常スイッチが入った証だろう)。ラジオを聞きつつ、なんとかお昼前に再入眠。午後に目が覚めるも、体起こす力わかず、歯をくいしばって夜9時まで眠る。
◎「青空に白いお月さんが見えるのは、いつもというわけじゃない。新月や満月は見えにくい。上弦の月は昼から夕に空に浮かび、下弦の月は朝から昼に浮かぶので、遅起きの君はよく上弦の月を見てるんや」と、ゴンチチの人がおっしゃっていた。

9月13日(金)

午前11時過ぎの起床。うわ~、こんな早起き、いつぶりだろう。『あまちゃん』も観れたぞ。午後は川向こうのスーパーに買い物に行ったり、図書館で週刊誌のブックナンバーを読んだり。(姜尚中さんの記事は、どう読んでも『週刊文春』側のイジワルにしか思えない。嵐の桜井君のパパは官僚だったのね、初めて知った。リリーさんと福山君の対談に、ふむふむ。やっぱり益田エミリさんのマンガの空気感好きだわ)。まずまず良い一日でした。

自転車の後ろで、アオが、
秋の声がしてきたねぇ、
と、しみじみ言ってる。
アオは、緑の風だけでなく、秋の声も聴こえるらしい。


             坂口恭平さんのツイッターより



坂口恭平さんは時代を揺るがすほどの才能をもったお方だと想像するが、彼のツイッターや日記のなかでわたしが一番好きなのは、彼の家族の話だ。わずかな文章量の、彼の紡ぐ家族は、物語のように美しい。そしていとおしい。

(補足:坂口さんは愛娘アオちゃんの保育園の送り迎えを自転車でされている。上記は8月28日、夏休み明け、ならし通園の始まった日のこと)


 わたしたちは、存在しています。存在の源は愛です。
 愛が意識を生み出し、意識が存在を生み出しています。

 ですから、この宇宙のありとあらゆる存在は、愛とともに在ります。
 しかし、通常そんな風には感じられません。
 それは、わたしたちがこの社会の中で生きるために自分の中の
 「ある限定された一面(パーソナリテイ)」しか現していないからです。

 ↑ ・・・ 松本東洋さんのブログ9月8日より抜粋・改行等の一部修正あり


「存在は意識の産物」との知識はもっているつもりでいたが
ふーむ、「その意識は愛によって創られている」のかぁ。
(退屈だから意識が生まれた…と何かで読んだような気もするが)。

まるで愛のない人間のように、わたしはわたしをとらえているが
それも錯覚なのね。(きっとエゴが増長しているから
わたしはわたしのなかにある愛を発見しにくいのだわ)

わたしのなかにも愛はあるし、見えないだけで
わたしも愛に包まれている、
そう思うのは生きる力になる。


9月12日(木)

◎朝の7時頃の入眠、そして日付が変わる前の起床。深夜テレビで「美少女コンテストにでる末っ子のために、家族(ヘロイン中毒の爺ちゃん、“人間には負け犬と成功者の二種類がいる”主義のパパ、奮闘するママ、ゲイで自殺未遂の伯父ちゃん、ひと言も声を発しない兄ちゃん、ぜんぜんミスコンタイプじゃない末っ子)でカリフォルニアに向かう、どたばたロードムービー(リトル・ミス・サンシャイン)」を観て、また床につく。
◎誇らしい一日(明るい時間に体を起す、短い時間でいいから外に出る)とはいえない日であったけれど、ま、♪一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる~ の歌のように、おおらかに構えていこう。
◎昨日から、あたまの薬の服用を再開。(メモ)。

。。。 わたしへの手紙 。。。


夜の昼寝(変な表現!)から覚める直前の夢のなかで、「意識は訓練」と自分に語りかけていた・・・と書いた。

使わない筋肉は衰える。のと同様に、使わない気力も加速して衰えるのを、わたしは実感している。「(具体的な)なにかをする」気力だけでなく、「生きている」気力すら、衰えるのだよねぇ。今までウツの波にやられてさんざん寝込んできたけれど、今回のは「ウツの波にやられて」というよりも、自ら進んで(その原動力は、笑っちゃうほど陳腐なんだけど、絶望感なんだろうな)寝込んでいたフシがある。ううむっ。

一流のプロは、一日休むと、才能の発揮を取り返すのに何倍もの時間がかかる、っていうよね。絵を描く人とか、アスリートとか。今のわたしはさんざん休みまくったので、以前のほどほど調子のよいときの自分に戻るまでには、相当の時間がかかるだろう。なんとか「半日くらいは体を起せていられるように」そして「短い時間でもいいから、週のうち何日かは外の空気を吸えるように」なるといいな。頭のなかにはポジティブの欠片もない状態だったけれど、努力して、少しずつポジティブの芽を撒いていこう。(まず手っ取り早いのは、エネルギー補給のための、読書とか、DVD観賞とか、日記を書くとか)。うん、こんな宣言をしたことは、大きな一歩だな。

そうそう、要するに、「意識も訓練」なのだ。低いものに浸っていては、意識はどんどん低くなっていく。身体感覚が(しつこいくらい書いているが、寝込んでいる時間が長くなると、ちょっと体を起しているのもつらくなるし、目の覚めている時間にぼぉぉぉっとテレビを眺めてばかりいると、それ以外のこと、ささいなことも出来なくなる)実は訓練の積み重ねなのと同じことだ。日ごろのあり方次第で、意識は変わるのだよね。・・・と、そんな細かい説明はすっ飛ばして、でもその意を汲んで、夢のなかで、「意識も訓練」と語っていたのよね。

9月11日(水)

◎午後3時前の起床。本日も歯医者。きのうは「髪切ったんですね、雰囲気変わりました」と気さくに話しかけてくれた歯科衛生士さんに、のっぺらぼうな無表情しか返せなかったけれど、本日は(公共の場に集うヒトとして)ちょっとはましな態度をとれたかなぁ・・と思う。メモ → 右上前歯二本(なぜか欠けていた)の治療と、上の歯の歯石除去。
◎社会復帰などと大きなことはまだ言わない、せめてシャバの空気をあまり無理なく吸えるくらいの心身調子になりたい。歯医者通いはその訓練になる。
◎その後、ぐるっと金沢城のまわりをサイクリングして、少しだけ城の敷地内を散歩。のち、図書館で雑誌『ポパイ』などを手にとり、日暮れまで過す。あー、本日も3時間半の(内1時間は歯医者の椅子で仰向けになっていたわけだけど)外出ができました。おめでとう。がんばりました。
◎帰宅後はアイスを食べた直後、昨日同様、倒れるように横になり、夜中まで眠ってしまう。
◎そして、「意識は訓練」と、心のなかの自分に語りかけている・・・ところで、夢から覚めた。

 






 午後5時頃、金沢城の敷地内(初めての場所)

9月10日(火)

★午後2時の起床。こんなに早く起きるのはいつぶりだろう。「ぐぅぅぅ~」と起床のつらさを味わいながら、暖かい珈琲と昨夜帰途に買ったコンビニのパンをお腹に入れる。そして3週間ぶりに顔の毛のケアをして、髪もといて、お着替えもして、歯医者に向けて出発。まるまるの閉じこもりっ子だった我には、自転車で10分もかからない歯医者に行くことでさえ、おおいなる試練のように感じられる。いやいや、そもそも、この数週間、目を覚ましている時間の大半を横になりっ子だった我には、“体を立て”ていること自体がしんどいのである。
★春にいったん終了となったとき「次は6月末にいらっしゃい」といわれていたものの、おまけに夏に「具合はいかが?」の電話をもらっていたものの、本日まで足を運ぶことのできなかった歯医者。(ひきこもりが身につくと、歯医者に予約を入れるのも一大仕事なのである)。検査の結果、今まで足踏みしていた歯周病が一歩悪化していることが分かる。(歯磨きは上手にできているらしく、表面にはほとんど歯垢も歯石もついていないそうだが)。本日は、レントゲン含めた検査のほか、嚙み合わせの調整と、下部歯の歯石除去。
★そのあと、ちょっと寄り道(金沢城のまわりをサイクリング。お堀の鯉を見て、ぼおっ)したあと、自転車のタイヤの空気を入れて、8号線の近くまで出向き、ワインと食料品を少し調達。歯医者を含め、3時間ほどの外出となった。がんばりました。帰宅後は、朝の珈琲の残りを一口飲んだあと、ばったと倒れるように横になり、夜中の1時半まで寝てしまう。

☆当面の目標☆ 一日のうち、6時間くらいは体を起していられるようになる!

9月9日(月)

夕方5時の起床。緑茶を飲んで、アイスを食べて、お風呂に入る。ここずっと、着替えすらしない、生活だったので、(朝昼晩何日も同じ服を着っぱなし!)、ああ、やっと寝巻き生活を脱したぞ。午前中に魚屋さんに行ってきたという母のご飯(イカのお造り、イカと諸々の炒めもの、イワシの醤油煮、カワハギのお味噌汁)を食べ、うううう~っ、重い腰をあげる。実家を出発だ。長いあいだ外に出ていないだけでなく、「体を起している」感覚自体を忘れかけている身体をひきずって、夜11時頃、なんとかアパートに到着。

夏の終わりを味わう間もなく、日記を休んでいるうちにすっかり秋になっていた。(今年はほとんど残暑を感じなかったなー。8月下旬から一気に秋になった感じ)。今までさんざん、自虐的な生活態度をこのweb日記にも書いてきたが、今回はほんとうにすごかった。「昼に起き、食事して、また寝て・・・」と前回書いたけれど、その後、昼にすら目を覚ますことができず、「夕方~夜の起床、食事して、死人のようにただテレビを見つめ、また就寝」を繰り返す生活になっていた。かろうじて2回外にでた(食料の買出し)以外は、庭に出ることもできず、お風呂も2週間半の滞在でやっと3回入ったくらい、あとは、ずうううっと横になっていた。頭のなかも、ポジティブのかけらはなく、過去の出来事を思い出しては色々と苦い思いにとらわれる始末。そしてときどき襲う、今後の人生で避けられない(冠婚葬祭における)人づきあいの恐怖など。(あー、完全に「今」以外を生きているわたし)。夢も希望もない、どころの話じゃない。かつてのわたしなら自虐的な日々のなかにも「このままではいけない」という思い(=生への願望)をわずかにでも芽生えさせていたような気がするが、今はそんなこともスコンと抜けている。

「要求のないところに生はない。諦めは死だ。自分の為し得ない理由を自分に言いきかせ、自らを慰めていることを病という」の野口晴哉botに教えられるまでもなく、わたしは自ら進んで病の道の上にいる。
背伸びせず、ゆるゆると日常生活などをつづります

はえともみ

Author:はえともみ
 
万の風になって、生きる。

ちちんぷいぷい~。
(HSPの自覚あり)
「うつと仲良く! ひきこもりだっていいじゃない」と
開き直って生きてたら
元気になってきました。

→ 近年は、老母の観察メモの
(&それに伴う自身の変化など)
色合いが濃くなっております。
・・・ま、長い人生の一コマですな。

徒然な日々も、留まることはない。
すべてがいとおしい。だから書く?

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